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B厨が各所で行う言い訳や他者批判は、正しくテンプレ通り=バリエーションが少ない決まりきったものであり、 一目見て論者の素性が割れる程特徴的な上、内容が破綻している物ばかりである。 以下に、特に好んで使われる発言一部を抜粋し、同時に簡略な反論も設ける。 「パクリとか開発者の事なんて気にしなければいい!」 「同じ戦国物なんだから似て当たり前! ○○とか全然違う」 「無双の○○は○○のパクリ!」「無双の毛利元就もパクリのくせに」 「無双の○○っていつもB叩いて荒れてる!その点Bではそんな事無い!」 「B叩きは理由がわからない! Bをなんでも節操無く叩いてる! B好きな人の事考えて!」 「世の中パクリパクラレ!(BASARAと無双)どっちにも良い所があって差別化できてる!」 「無双はB化してる」「Bを意識してる」 「○○ってBっぽい」「○○ってBの影響受けてる」「まるでBww」 「どっちもどっち」「○○も同じ」「○○の方が酷い」 「史実無視が魅力!ゲームに何言ってるの?」「史実に忠実だったら正義なのかい?」「大谷が聖人だから創作でもそうしろ!って事?」「"病気"をネタにすると面倒臭い」「無双ファンはパクリが気に喰わないだけ」「叩き方に憎悪が入ってる(だから反論しません)」etc,etc... 「Bとのコラボの方がいいのに」「Bも是非コラボしてほしい」「○○無双じゃなくて○○Bの方がいい」 「無双に出たから裏切り者!」「Bに出たいって言ってたのに裏切った!」 「Bは他所より声優が豪華」「Bの声優の方が無双の声優より豪華!」 「○○はBだけじゃない! なのにBだけ叩かれるのはおかしい!」 「裁判でパクリと認められた件がほとんどないからパクリじゃない!」 「BはB、無双は無双」「叩き合ってるのは悲しい」「どっちも好きな人もいる」 「○○は無双厨のせい!」「○○は無双厨の仕業」「○○やってるのは無双厨」 「○○だから、無双は被害者じゃない」 「パクリとか開発者の事なんて気にしなければいい!」 自称中立(どっちも好き)の人間が比較的多く使うが、開発者が個人の趣味を反映させている事は確実視されており、 登場人物の人選や造形など、これはBユーザーにとってはゲームそれ自体に関わる問題の筈である。 そもそも、作家の名前を知らない読者や監督の名前を知らない映画愛好家などあり得ないように、 開発スタッフの事を知らないゲーマーなどあり得まい。 また、パクリ元を平然とdisっているのみならず、作品が増える度に悪質さが加速度的に増している現状では、 パクられた被害者に気にするなと言うのも、およそ無理な話である。 更に付言すると、本来であればBなど気にしたくも無いのは他ならぬアンチの側自身である。 「同じ戦国物なんだから似て当たり前! ○○とか全然違う」 そもそも、戦国であるが故に発生する類似部分を指摘する声など、アンチの間ですら無いに等しく、 指摘されるBのパクリの殆どは、システムやコンセプト等のゲーム部分の話である。 また○○に入る言葉も、キャラクターデザインや性格設定など(*1)であり、 寧ろ、同じならばパクリでなくコピーの領域になる、違っていて当たり前の物ばかりである。 さらに、それら当たり前の物にさえ部分的に多数の類似点のあるBでは何の言い訳にもなっていない。 「無双の○○は○○のパクリ!」 無双のキャラを叩く際に使われる言葉。 だが、指摘されたものも実際には外見や口調などの表層的な一部要素の重複でしかない場合が圧倒的多数で、 基本的に「パクリと言い返したい」という結果ありきの発言でしかない。 事実、その発言内容を精査すれば、指摘された両者の間で髪や衣装の色や名前や声優しか合っていない場合ならばまだ良い方で、 最悪の場合、全く合っていないなかったり無双の方が先であることすらある。 B厨・腐がパクリに対して無理な反論をすることが多いが、この場合、最早反論にすらなっていないと言える。 そして、自分たちの側の正真正銘のパクリには沈黙を守るというのがいつもの話である。 また、中には無双シリーズというゲームそのものがパクリとして、Bへの指摘の反論とする者も存在する(*2)。 「無双の毛利元就もパクリのくせに」 ファンからも確定と見られているためか(*3)、無双のパクリ認定の際に最も多く使用される。 だが、Bのパクリの問題点の一つは、明らかに限度を超えた量や悪化点やオリジナル性の欠如、 さらに公式が堂々とパクリ元を貶している点であり、無双元就の「パクリか? オマージュか?」の段階とは根本的に問題の性質が異なっている。 また、これでBのパクリに何か変化があるわけでも無く、無双以外にもパクリ元は幾らでもあるため、 何が問題なのかを理解する気がないB厨らしい指摘であると言える。 ちなみに元就以外の銀英伝ネタには全く触れない事が殆どで、毎度アンチに「にわか知識」を嘲笑されている。 「無双の○○っていつもB叩いて荒れてる!その点Bではそんな事無い!」 これも、自称中立の人間が使う傾向にある「反論」である(*4)。 しかし、これを言う人は多いのだが、いきなりBを叩き出す内容の物は特に見当たらず、 「空気を読まずBの話題を出した人が注意された結果(*5)」の場合が殆どである。 つまりは何てことは無い、B厨を起点とする現象はBのコミュニティでは起こり得ないというしょうもないオチである。 「無双はBを叩くけど、Bは無双を叩かない!」という意味で言ったなら、最早ツッコむ気力も起こらない。 「B叩きは理由がわからない! Bをなんでも節操無く叩いてる! B好きな人の事考えて!」 ここに「無双厨は頭が固い」「Bに嫉妬してる!」「Bの良い所を見てない」など意味不明な理由付けも加わる事がある。 どのジャンルにも、アンチの中にはただ罵詈雑言を並べるだけのタイプが存在するので、一概にB厨と言えないが(*6)、 当然ながら、Bが叩かれる理由とは全くの別問題であり、少し調べればズラズラ出るだろう。 また、常にBに一切合切何の問題点も無い前提で話してたり、無双厨認定が付いて簡単にボロが出る事が多い。 因みに、Bの数々の問題点を並べると無双厨認定されるか、徹底スルーされるか、雲隠れされるかのいずれかなので、 端から理由など必要無く、適当に都合良く話せられればそれで良い様である。 その証か、この言葉は反論する人が居ない様な、B関係のTwitterや掲示板などで頻繁に使われる傾向にある。 「世の中パクリパクラレ!(BASARAと無双)どっちにも良い所があって差別化できてる!」 「だから叩くな」「無双ファンは歩み寄れ!」などが語尾に加わる。 既に何度も言われているが、Bのパクリの問題点は「単にパクった事」では無い。 また仮に差別化が出来ていたとしても、開発者自体がバリバリの無双アンチの時点において、 この様な物言いは、「無双が叩かれても叩き返すな! そしてBファンには貢献しろ!」という、独善全開の暴論でしかない。 さらに肝心のゲーム部分で「無双に無くてBに有る要素」が皆無(*7)な以上、Bは模倣ゲーの水準にも達しておらず、 その上での”お互いの良い所”など「好みの違い」の域を出ない。 要するに「差別化の証拠は私だ!」と言っているだけに過ぎないのである。 ちなみにこの言葉を使う人はB厨、どっちも厨に関わらず多い上に、悪い所は完全にそっぽを向く。 反面「仲良くしよう」「影響し合えばいい」「いっそコラボしろ」などズカズカ相手に踏み込む気満々な事が多い。 「無双はB化してる」「Bを意識してる」 無双の新作が発表されるたびにB厨・腐の口から垂れ流される台詞。 その内容は「バカゲ要素が多い」「○○が似ている」「新キャラにイケメンが多い、女性が少ない」 「人選が被ってる」「女性向けの商業展開」「なんとなく似ている」といった具合である。 指摘のほぼ全てが「初代戦国無双の時に既にあった要素」であり、他所を意識するも何も元々持ってる要素なのだ。 逆にBが初代のパクリゲーから何一つ変わってないと自ら吐露しているような物である。 さらに打って変わってBは新作が出る度に、演出、キャッチコピー、テーマ、セリフ、システムと、 ただでさえ初代から多かった「似た要素」とやらが増える一方である。 要するに、現実には逆の一言に尽きる。 「○○ってBっぽい」「○○ってBの影響受けてる」「まるでBww」 B厨が別のコンテンツに対して、特定の要素が一つでも類似していると判断した時発する言葉である(*8)。 戦国物やゲームに限らず、果ては声優がBにも出ているだけで言ったりする。 指摘箇所が非常にピンポイントな物が大半であり、時系列も無視してBより以前から存在する物にも言い出す。 あまりに使用頻度が多く、アンチからは「パクリゲーのコンプレックス」「成り代り願望の顕現」と見られている。 Bと無関係な物を勘違いし、それに気付かずにはしゃいで「本当にBが好きなのか?」と嘲笑される場合もある。 2012年現在Bの新作が出ず、手抜き乱発で飢餓状態のためかコーエーのコラボゲーに御執心の様で、 「Bに似てる! Bの方が良い!」と言った上で、「Bとコラボして!」と繋がる乞食根性丸出しのB厨が多々目撃される。 「どっちもどっち」「○○も同じ」「○○の方が酷い」 こちらを参照。 「史実無視が魅力!ゲームに何言ってるの?」「史実に忠実だったら正義なのかい?」「大谷が聖人だから創作でもそうしろ!って事?」「"病気"をネタにすると面倒臭い」「無双ファンはパクリが気に喰わないだけ」「叩き方に憎悪が入ってる(だから反論しません)」etc,etc... 「相手の考えを勝手に自己解釈し、それに対して反論する」というネットでよくある詭弁(*9)だが、 B厨が好んで使う得意の弁論術でもあり、大抵の場合ここから各種テンプレ発言に派生していく。 そもそもBには言い訳なんて出来ない事が山ほどあり、当然B厨もまともな反論など出来ないので、 アンチの否定や、何らかの指摘に対してほぼ確実に使用され、第三者へのアピールと同時に行われる場合もある。 相手を無双厨、正義厨、史実厨、デリケート厨などと認定し、自分をそれらに絡まれる被害者にし、 指摘した人の人格否定や、どっちもどっちに繋げて誤魔化す所に持っていくのが狙いである。 このパターンは、特に大谷事変以降に使用頻度が劇的に増加したと言われている。 また、自覚があるのか? と聞きたい程Bの問題は常に見事にスルーしており、これでは自浄なぞ望むべくも無い。 「Bとのコラボの方がいいのに」「Bも是非コラボしてほしい」「○○無双じゃなくて○○Bの方がいい」 無双側がコラボなど何か行動を起こすと言われる言葉(*10)。 コンテンツの一寸した貸し借り程度のコラボなら兎も角、スタッフ間の親交や折衝が不可欠なコラボにおいて、 性根の腐った最高責任者を抱えているという時点で既に可能性が希薄な事はひとまず置いておくとして、 「コラボを望んでみる」という考え自体は何処にでもある普通の事であるとは言える(*11)。 問題は、B自体が内包する問題点を開き直る事や、他の物を見下す事が多い点であろう。 この様な一言多いコラボの希望もまたBのコンプレックスの根深さを示していると言える(*12)。 また、「一騎当千アクション」としての意味合いを持つ「無双」シリーズと違い「BASARA(婆沙羅(*13))」とは、 戦国BASARAの内容自体を意味しており、ゲームシステムを意味する物でないため単独では意味が通らない。 完全に別の物まで対等であろうとする必死な姿も成り代わり願望の表れとして嫌悪の対象となっている。 「無双に出たから裏切り者!」「Bに出たいって言ってたのに裏切った!」 こちらを参照。 「Bは他所より声優が豪華」「Bの声優の方が無双の声優より豪華!」 B厨がBの自慢の際に使う、またはBの声優と無双の声優を比較したり無双の声優を叩く際に使われる言葉。 しかし、声優云々を声高に言う割には声優関係の視野が狭く、豪華の基準も非常に個人的な物である。 加えて、作品に関して声優の影響が比較的強く出る傾向があるジャンルの一つであるアドベンチャーゲームですら、 「声優が豪華」自体がゲームの差別化要素になり得よう筈も無い。 また、「近年の人気声優を多く起用している」という点だけなら、ゲームに限ってもB以外に多数存在しており、 その意味では特段珍しい事でも無く、「この人が出演している」と間接的な売りにはなれどB自体の特長にはなり得ない。 大抵の作品のファンは、あくまで「そのキャラに演技や声質が合っているか否か」が声優チョイスの評価基準であり、 多くのBファン、B厨が言い放つゲームの自慢が実質ゲームと関係が無いという点は、 アンチに対して呆れを通り越して奇妙な納得感を与えてすらいる。 Bの底の浅さを象徴する様に、これ以外でもB厨の主張は「お前の中ではそうなんだろう」な物ばかりである。 「○○はBだけじゃない! なのにBだけ叩かれるのはおかしい!」 Bのパクリや史実無視等を正当化する際に使われる言葉。 所謂「相殺の詭弁」であり、自己の問題点を他者の問題点で相殺して無効にしようとする意図がある。 勿論、双方の問題点には共通性はあっても関連性はないため、その問題点は別個に勘案されねばならない。 もし、Bをも上回るパクリゲーや史実無視ゲーがこの世にあったとしても、Bのパクリや史実無視が無罪放免とは無論ならない。 そして、Bをも上回るパクリゲーなど、現時点ではカプンコゲー以外に存在しないというのが現実である。 「裁判でパクリと認められた件がほとんどないからパクリじゃない!」 Bのパクリを正当化する際に使われる言葉。 パクリの裁判は、「アイデアの真似は問題ない」という武蔵裁判の判例が踏襲されているので、 現時点ではパクリという法的判断自体が存在しないのは確かである。 だが、それ以外にも道義的・社会的認定や責任というものが存在するのもまた事実であり、 これに関する判断権限は当然裁判所以外の私達、つまりアンチやそれ以外の層にも保障されていると考える必要がある。 そもそも、そのように考えなければ、B厨達が他作品に対して言い掛かり的にパクリとレッテルを貼ること自体、 同様に問題視されねばならなくなるのだが、それを彼らは潔しとして受け入れるのであろうか。 「BはB、無双は無双」「叩き合ってるのは悲しい」「どっちも好きな人もいる」 Bへの批判の内容などを完全に無視あるいは捏造し、唐突に諭しだす人間が好んで用いる言葉、 所謂どっちも好き厨のテンプレである。 これらはただ単に自分が思っているだけならば、何の問題も無い健全な外野の人間の思考であろうが、 Bの問題に対して実際に割り込み、口を出すとなると状況は一変する。 何故なら、一方的に攻撃を始め、周辺の他者を省みず、長きに渡って火種を作り続けているのは、 他ならぬ戦国BASARAの公式であるという、どうしようもない現実が存在しているためだ。 つまり、好きな人の有無などというファンだけで完結した思想とは、そもそも全く関係が無いのである。 この理不尽を知らずに言っているならば、無知な勘違い悲劇のヒロインで(ウザいだけで)終わるが、 知った上で言っているならば、友達面でサンドバッグを強いる最悪の文言と化してしまう。 また、この様に明らかな理不尽を口にしながら自身を「まともな人」と確信して疑わないため非常に始末が悪い。 大した差も無いB厨の中でも「どっちも好き厨」を特に毛嫌いするアンチがいるのも頷ける物だ。 余談だが、これらの妄言を語るどっちも好きな人とやらは、高い確率で「無双の方が悪質」という謎の認定を付け加えている。 加えて、お望み通りにきちんと楽しんでいる人の場に、まるで市民権でも得たように話題を持ち込み、 空気を悪くする人間も「どっちも好き厨」が大半であるというさらにどうしようも無い事実もある。 「○○は無双厨のせい!」「○○は無双厨の仕業」「○○やってるのは無双厨」 無双ユーザーを叩く際に使われる言葉。(「無双厨」の部分は「Bアンチ」になったりもする。) 〇〇にはB関連の他、小林が関わった作品(*14)やカプコンのゲーム(*15)などの評判の悪い要素が入る。 B厨は反論や自慢の際に様々な物を貶めたり、問題をなすり付けたりと喧嘩を売ることは常習化しており、 アンチからは、ただ単にBが多方面に喧嘩を売って多方面に敵を作ったツケがまわっただけと見られ、 批判を他人のせいにするから自浄しないのだと呆れられている。 無双厨(Bアンチ)も他所を攻撃しているとして、Bの問題の相殺やアンチの過剰さアピールも目的と見られる。 しかし批判者達の内情がどんなものだったとしても、評価すべき点はその「批判内容の正当性(*16)」であり、 それが伴ってさえいれば仮に批判者全員が無双ファンであっても問題が無く、程度の低い人格攻撃と化してしまう。 これは無双とB無関係にどんなコンテンツであっても、使う側の品性が問われてしまう意味の無い反論と言える。 また、あのB厨が使う物である以上まともに取り合うのもバカらしい様な支離滅裂な物になっている事が多い。 度を越した物になると「大谷事変で団体が動いた事」「Bアニメの低視聴率」「公共の場で迷惑を振りまくB厨(*17)」 これらも全て無双厨の工作であるとの事だ。 ちなみに、小林がPを務める他ゲームのスレには本当に唐突に無双を引き合いに出したり、 批判を無双ファンの仕業と言い出すレスが現実に存在している。 小林は無双パクリの常習者でファンに嫌われているとはいえ、無関係の場でそんな事する理由を持つ人とは…。 「○○だから、無双は被害者じゃない」 「無双とB」の関係を端的に表す際、しばしば用いられる「被害者と加害者」に対して使われる反論。 パクリ行為、スタッフ自身によるネガキャン、ワード埋め込みなどの混同工作などに代表される様に、 Bの加害行為は疑う余地が無いため、不可能な言い訳でなく無双側の非を責めて相殺しようという意図の発言である。 ○○には「無双もパクってる」「無双も他所に喧嘩売ってる」「無双厨が周囲に迷惑かけてる」などが入る。 しかし、いずれもBの問題点とズレていたり、言う人の心証以外の根拠に欠けるというお粗末な物であり、 間違っても、Bの様な公式自ら根拠を提供し続けている物とは到底比較できるような論証ではない。 3つ目に至っては真実としても、別の問題で責められる「無双厨」が増えるだけに過ぎず、 精々、同様に暴れるB厨と「厨に関してはどっちもどっち」(*18)に留まり、Bの問題点とは何の関連性も無く、 無双がBに一方的に攻撃されている事、それを無双ファンが不快に思う事、Bが非難される事に対し何の変化も無い。 たとえファンの内情がどの様に変化しても、現状Bの「パクリ、元ネタ隠し、ネガキャン、乗っ取り工作」に対し、 無双側が大人の対応を続けている限り、この関係は永劫覆ることは無いのである。
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還り人の都 ◆Wv2FAxNIf. 「私は殺し合いなんて嫌だ。 だから、一緒に行こう」 晴れ渡った空の下、二人の少年がいた。 声の主は茶髪の少年。 萌黄色の布を額に巻き、土色の布を皮鎧の上から纏っている。 一見すると少女にも見える中性的な顔立ちで、か弱い印象を抱く者すらいるだろう。 しかし使い込まれた日本刀が、擦り切れた衣服が、何度も傷ついて固くなった指が。 何より、熱を帯びたその眼差しが。 彼は戦場に立つ人間だと、雄弁に物語っていた。 そんな彼が手を差し伸べようとしている相手が、白い着物の少年だった。 雪よりも白い着物に白い頭巾、白い髪。 景色の中でそこだけ色が抜け落ちたかのように錯覚させる、目立つ風体だ。 茶髪の少年よりも更に若く、むしろ幼いとさえ言える。 ただ彼の赤い瞳にもまた、己さえ焦がすほどの熱が宿っていた。 白い着物の少年は答える。 正面にいる茶髪の少年ではなく、自分が進むべき未来を見据えながら。 「僕は――」 茶髪の少年の名は、タタラ。 生まれ落ちた日に運命の子どもと予言され、王を倒すべく立ち上がった革命の指導者。 白い着物の少年の名は、忌ブキ。 ニル・カムイ島を代々統べる皇統種の末裔にして、革命軍の王。 己の生まれた国を、島を、革命しようと藻掻く少年たち。 本来交じることのなかった世界と世界が交ったことで、彼らは邂逅を果たした。 ▽ ニル・カムイ。 大国ドナティアと黄爛の中間に位置する小さな島国であり、両国の植民地として蹂躙される土地。 入り組んだ魔素流によって外界を拒み、独自の文化を育んできた島だ。 南国の風土でありながら、砂漠があり、常春の地域があり、豪雪地帯がある。 一つ村を越えれば別の気候、そんな国土を魔物が闊歩し、時に「死者が黄泉還る」。 様々な特徴を持つ奇怪な島であり――〈赤の竜〉が住まう島でもある。 出会いの時よりも少し前。 ニル・カムイ出身の少年忌ブキは、ある公園にいた。 柔らかな昼の日差しが注ぐ小さな公園で、子供たちが無邪気に駆け回る。 平和そのものの光景を眺めながら、忌ブキはブランコに腰掛けて途方に暮れていた。 汚れ一つない純白の着物に、魔術を織り込んだ頭巾も同じく白。 身につけている布地一つをとっても極めて上質なものであり、彼がニル・カムイの富裕層にいることが窺えた。 だが正確には彼は裕福な生まれではなく、かといって庶民でもない。 ニル・カムイを代々司ってきた皇統種の末裔、それが忌ブキの立場である。 とはいえ、忌ブキが自分の素性を知らされたのはほんの数ヶ月前のことだった。 革命軍との出会いがなければ、今でもただの少年として生きていたのかも知れない。 革命軍が忌ブキの運命を大きく変えた――そしてその革命軍のリーダーこそ、阿ギト・イスルギだった。 ブランコ、滑り台、砂場、たったそれだけの遊具しかない小さな公園で、幼い子供たちがはしゃぐ声はとても遠い。 それは、突然一人にされて不安になったから。 儀式の内容が殺し合いであることに戸惑っていたから。 そしてそれ以上に、アギトの死に衝撃を受けていたからだ。 阿ギトが伝えた『熱』があったから、忌ブキは革命軍の王として生きることを決めた。 短い付き合いではあったが、忌ブキが最も強く影響された人物と言ってもいい。 故に阿ギトの命が、戦場でもない地で呆気なく奪われたショックは大きい。 手元にあった名簿を広げたものの目が滑り、数人の知り合いが含まれていることしか分からない。 そして当然のように、周囲への警戒は疎かだった。 「ねぇ。そこにいると危ないよ」 突然声をかけられて、忌ブキは驚いて顔を上げる。 それがタタラとの出会いだった。 「あなたも参加者、だよね?」 多くの人々が生活する街で、何故忌ブキを判別できたのか――それは説明されなくても、タタラの姿を見て分かった。 タタラは、体に淡い光を帯びているように見えた。 タタラから見た忌ブキの姿もまた、同じような状態だったのだろう。 「私はタタラ。 本名じゃあないけど、普段こっちを名乗ってるから」 まるで少女のような柔らかい雰囲気を持つ彼もまた、〈赤の竜〉に選ばれた一人なのだ。 ▽ タタラは〈赤〉に縁がある。 大きな流れに飲み込まれる、その始まりはいつも〈赤〉だった。 故郷の村を焼いたのは赤の王の軍勢だった。 赤い月の晩、赤い鎧の兵士たちが、赤い炎を村に放ち、赤い血で地面を染めた。 本当は、色などなかったのかも知れない。 それでもタタラがあの日を思い出す時、景色はいつも赤一色で塗り潰されている。 だが会場で目を覚ましたタタラが思い描く〈赤〉は、赤の王でもあの日の景色でもなかった。 〈竜〉。 圧倒的な、絶対的な〈赤〉。 あのようなものを見た後では、納得するしかなかった。 〈赤の竜〉の力を継ぐための儀式に、自分は選ばれてしまったのだと。 殺し合えと言われ、目の前で人が殺された。 朱理と浅葱もこの儀式に巻き込まれている。 これら全てが夢ではなく現実なのだと思うと、膝を折ってしまいたくなる。 しかしこれまでに辿ってきた旅路と叶えたい夢が、タタラを支えた。 容赦のない現実に、いつだって立ち向かってきた。 傍らにはふくろうの新橋と愛馬の夜刀がいて、腰には白虎の刀が提げられていて、普段と何も変わらない。 今まで通り、前に進めばいい。 今まで通り、前に進むしかない。 両の手のひらで頬を叩き、気持ちを切り替える。 体は至って健康、怪我もない。 視界に広がるのはそびえ立つ建造物、均一にならされた硬い道、目が回るほどに輝く看板、蘇芳の都を超える人の波。 人々は皆一様に忙しく動き回っており、敵意は感じられなかった。 しかし、言いようのない違和感が纏わりつく。 その違和感の正体を確かめようとして、タタラは道を行く人に声をかけた。 「すみませ――」 「日本、万歳!」 「あの、ここって」 「来月子どもが生まれるんだ!」 「…………」 「昇進だぁ!!」 彼らは確かにタタラと同じ言語で話している。 しかし会話は成立しない。 それから改めて街を見回して、タタラは得心した。 豊かで栄えた街だが、熱を感じない。 人々が確かに生活し、呼吸して息づいているはずなのに、熱気も活気も感じられないのだ。 あの時〈喰らい姫〉が告げた「夢」という言葉は、嘘でも比喩でもないのかも知れない。 「…………行こうか。夜刀、新橋」 夜刀の手綱を引き、タタラは歩き始める。 行き先こそ決まっていなかったが、目的ははっきりしていた。 この土地の地図を探すこと。 名簿とともに大雑把な地図は用意されていたが、分かるのは会場の広さぐらいで、現在位置すらはっきりしない。 そして何よりも優先するべきは、仲間を見つけることだ。 「近くにいるといいんだけどな、浅葱……」 この儀式に巻き込まれた二十人のうちの一人であり、タタラ軍に所属する青年、浅葱。 第一印象がすこぶる悪く、信用するまでに時間がかかったものの、今では大切な仲間だ。 頼りにしたい気持ちと病弱な彼を心配する気持ちの両方があり、真っ先に合流したいと思ったのだ。 単純な気持ちの強さでは、朱理に会いたいという思いの方が強かったかも知れない。 しかし、朱理の強さはタタラが一番良く知っている。 例え殺し合いの場であろうとも、彼は決して自分を見失わない。 だからタタラは浅葱を優先した。 タタラは朱理ではなく浅葱を選ぶ。 タタラは決して仲間を見捨てない。 今は“タタラ”だから。 タタラは朱理を選ばない。 そうして探し歩くうちに見つけたのが、公園だった。 正確には発見した地図が、公園の入り口に張り出されたものだったのだ。 そして地図を見ようとして近づき――忌ブキを見つけた。 どんな白よりも白い、純白。 それが淡い光を纏って、そこにいた。 ▽ お互いが名乗り合った後で、忌ブキはタタラから「ぼんやりしない方がいい」と注意を受けた。 忌ブキの態度は無防備そのもので、公園の外からも見えてしまっていたらしい。 最初に忌ブキを見つけたのがタタラでなければ、既に忌ブキは殺されていたかも知れない。 タタラのことを完全に信用したわけではないが、彼の指摘はもっともだった。 「そんなに隙だらけだったのに……どうして僕を殺さなかったの?」 「私は人に言われて殺し合うなんてイヤだ。 二十人、誰も傷つかずにここを出られるのが一番いいと思う」 タタラの目は澄んでいて、嘘を吐いているようには見えなかった。 彼は本心から、甘い考えを口にしている。 「……〈赤の竜〉の力も、欲しくないの?」 「正直、迷った。 日本を……私の国を変えられるなら、って。 けど自由も平和も、自分たちの力で何とかするべきだ」 「〈竜〉の力に頼ってしまったら、意味がない」。 タタラが続けた言葉に、忌ブキは身を強ばらせる。 タタラは忌ブキの変化に気づいてか、逆に問いかけてきた。 「あなたこそ、戦わないの?」 忌ブキは少し考えた。 自分に言葉も経験も足りないことを、忌ブキは自覚している。 だから駆け引きなどできないと早々に諦めて、素直に答えることにした。 それに何より。 犠牲を出したくないというタタラの考えが、ほんの少しだけ、忌ブキの神経を逆撫でたのだ。 「今は戦わない。 僕には、力がないから」 忌ブキの腕力は同年代の子どもと同じかそれ以下のものでしかない。 ここでタタラと戦っても、勝ち目があるとは思えなかった。 だが言外に「力さえあれば戦っている」と匂わせた忌ブキの返答に、タタラは少し表情を固くした。 タタラが警戒を強めたのに気づきつつも、忌ブキは続ける。 「黄爛とドナティアを追い出さないと、ニル・カムイはいつまでも奴隷のままだ。 自由も誇りも奪われて、島の人間が奴隷市場で商品みたいに扱われて。 だけどニル・カムイの力だけじゃ、黄爛とドナティアには勝てない」 島の現状を思い出す。 二つの大国に、生け贄の豚のように切り分けられたニル・カムイ。 あの状態の国を「生きている」とは――忌ブキには呼べなかった。 思わず、声が震えてしまう。 「ニル・カムイには〈赤の竜〉の力が必要だ。 僕はそのための犠牲を、惜しまない……!」 しばらくタタラは沈黙していた。 この時点でお互いに、思想の違いに気づいていたはずだ。 それでもタタラは歩み寄ろうとしていた。 「奴隷のままでいいとは言わないし、知らない国の事情に口出しするべきじゃないと思う。 でも……誰も死なないで済む道を、探せないかな」 甘い考えだと、改めて忌ブキは思う。 それでも忌ブキがそう口に出せないほどに、タタラは真剣だった。 「自由も平和も平等も大事だ、だけど! それでも私は、命が一番大事だと言って欲しい……!」 タタラの激情を乗せた言葉に、忌ブキは揺らぎそうになった。 だが忌ブキは既に、自分が進む道を選んでいる。 革命軍がつくった血の海に、一緒に溺れてやると宣言した。 その中から掬い上げられるだけの命を掬い出すと誓ったのだ。 「私は殺し合いなんて嫌だ。 だから、一緒に行こう」 だからタタラの誘いに、忌ブキは答える。 「僕は――」 正面にいるタタラではなく、自分が進むべき未来を見据えながら。 「僕は、あなたとは組めない。 僕はニル・カムイのために、〈赤の竜〉を殺す」 忌ブキには力がない。 だから表面だけでも偽って、タタラと協力するべきだったのかも知れない。 それでも阿ギト・イスルギが遺した熱が、忌ブキを突き動かした。 ▽ これは、考えの押し付けだ。 ニル・カムイにはニル・カムイの事情がある。 タタラもそれを承知している。 それでもこの気持ちがタタラの原動力だった。 人が殺されるのはイヤだ、殺したくない、殺させたくもない。 例え、忌ブキと衝突することになったとしても。 「タタラさんは僕を殺す?」 「殺さないけど、止めたいよ」 公園内の空気が張りつめる。 忌ブキがいつ動いてもいいように、タタラは白虎の刀に手を伸ばした。 だが唐突に、忌ブキの注意が逸れた。 別のものに関心を奪われたように、あらぬ方向に視線を注いでいる。 タタラも同じ方角を見ると、噴煙が空高くに伸びていた。 そして地鳴りのような振動が足から伝わり、背筋を悪寒が走り抜ける。 「……忌ブキさん、移動しよう。 ここだと逃げ場がない」 忌ブキとは道を違えてしまった。 しかしそれどころではない事態を互いに察知していたため、タタラが忌ブキの手を引いても抵抗はされなかった。 公園を出て噴煙が上がるのとは逆の方向へ走り、同時に新橋を空へ放って様子を探らせる。 「馬、乗らないの?」 「夜刀は気性が荒いから、タタラしか乗せないんだ。 忌ブキさんを置いていけない」 夜刀はタタラたちの速度に合わせて併走してくれている。 騎乗した方が間違いなく速いが、夜刀が忌ブキまで乗せてくれるとは思えなかった。 明らかな異変が起きているというのに、通りにいる人々は誰一人反応しておらず、不気味だった。 タタラたちはそんな人々を掻き分けるようにして懸命に走るが、遠くから爆発音が響く。 それも断続的に続き、徐々に音が近づいてきている。 タタラが一瞬だけ振り返ると噴煙の数が増え、火の手が上がっていた。 タタラと忌ブキよりも、追ってくる何かの方が速い。 そして差し掛かった角を曲がろうとして、二人は足を止めた。 「何……だ、これ……」 タタラが呻くような声を漏らす。 道を埋め尽くす人、人、人。 しかしその全ての目に生気はない。 通りを闊歩しているのは、胸や腹に空洞をつくった――死体。 乱杭歯を剥き出しにした亡者の群れが、街を破壊しながら進軍していた。 ▽ 皇統種の証である、額の角が熱い。 普段魔力を織り込んだ頭巾で隠しているこの角が、周囲の魔素の変化を敏感に捉えているからだ。 忌ブキはこれによって、増殖しながら広がっていく「それ」をいち早く察知した。 “還り人”。 ニル・カムイにだけ起こる『死者が起き上がる』現象。 百人に一人、あるかないかという確率で発生するそれを、意図的に起こす者がいると聞いた。 名簿で彼の名前を見た時点で、忌ブキは警戒するべきだったのだ。 「婁さん……!!」 かつて仲間だったこともある男の名前を叫ぶ。 そして忌ブキは、タタラの手を振り払った。 「忌ブキさん、駄目だ!!」 呼び止められても、忌ブキは走る。 タタラと同じ道を進むことはできない。 タタラを振り切れるタイミングはここしかない。 だから還り人の層が薄い方角に向かい、タタラと還り人の両者を振り切ろうとしたのだ。 しかし走っても走っても、狭い道を通っても、還り人は湧いて出る。 最初に発生した還り人たちが無抵抗の人々を殺し、その人々が新たな還り人となって数を増やしていた。 群がってくる還り人に向けて魔素を練り、《落雷(コールライトニング)》を撃って退けた。 しかし魔素にも体力にも限界がある。 やがて忌ブキは、四方を還り人に塞がれた。 ▽ 忌ブキと別れたタタラは、一つ息をついた。 初めから一人で夜刀に乗って逃げていれば、話は違ったかも知れない。 それでもそこに後悔はなかった。 タタラは夜刀に跨り、抜刀する。 襲いかかってくる死体を斬り伏せながら、タタラは通りを駆け抜ける。 相手が生きた人間ではないということが、少しだけ気持ちを軽くした。 しかし物量で勝る相手に、追いつめられていく。 刀を握る手の感覚が鈍ってきた頃、足を傷つけられた夜刀が小さな悲鳴を上げ、タタラもバランスを崩す。 口を開けて飛びかかってきた死体の咥内に刀の先を押し込むが、刀が塞がってしまい次の攻撃に繋がらない。 死体から刀を引き抜いた時には、既に別の死体が迫っていた。 ▽ 忌ブキを生かすために、人が死んだ。 一人や二人ではない。 始まりとなった故郷の村でも、〈赤の竜〉に会いに行った時も、いつも無力な忌ブキの身代わりとなって人が死ぬ。 “無力な子ども”でいるのをやめると誓ったはずなのに、守られるばかりだった。 それは今も、同じだった。 ただ違うのは―― 還り人に襲われた瞬間、風を切る音がした。 それは鞭の音だと気付けたのは、忌ブキも普段鞭を扱っているからだ。 しかしそれは単に「鞭」と呼ぶには、余りに凶悪な威力を誇った。 忌ブキが瞬きしている間に、群をなしていた還り人たちの上半身が残らず消し飛んだ。 被害は周囲の建物の外壁にまで及び、一部の建物は衝撃に耐え切れずに崩壊するほどだった。 鞭の音がしたとはいえ、忌ブキはそれが鞭によるものとは結びつけられなかった。 百も二百もいた還り人を瞬時に一掃し、ニル・カムイでは考えられないほど強固な造りの建物さえ破壊したのだ。 それが人の形をした者の仕業だとは、信じられなかった。 「陛下ではない、か。まぁいい」 空から、低い声が降ってくる。 忌ブキが見上げると、甲殻類のような外皮を持った魔物が降りてきた。 そしてその背に乗った仮面の男が、手にした長い鞭をしならせる。 ▽ タタラが必死に刀を振るが、間に合わない。 死が迫ってくる。 (お兄ちゃん……!!) 何も果たせなかった。 タタラなのに――「タタラになると誓ったのに」。 十六年前、白虎の村に双子の兄妹が生まれた。 兄がタタラ、妹が更紗。 更紗は、運命の子どもと予言された兄を見ながら育った。 皆の期待を一身に背負う兄を、誇らしく思っていた。 赤の王が村を焼いた、あの日までは。 大勢の村人が殺され、父が殺され――兄が、タタラが殺された。 だからあの日、更紗は長かった自分の髪を切って“タタラ”になった。 兄の代わりに、村の人々を助けようとした。 それが全ての始まりだった。 タタラの――更紗の脳裏に、走馬燈のようにあの赤い日が甦る。 死体の手が更紗の顔にめがけて伸びてくる。 その時、空から声が降ってきた。 「大人しくしていろ。死にたくなければな」 更紗は身動きできなかった。 そして頭上から落下してきた男が、その勢いのまま手にした剣を地面に突き立てた。 更紗の周囲にいた死体たちの頭部が、内部から火薬を破裂させたように吹き飛ぶ。 突然現れた男は刺さっていた剣を引き抜くと、「数が多いな」と一つ舌打ちをした。 「ここを離れるぞ」 「えっ、あの」 「話は後だ。その馬は飾りか?」 一方的に話を進めると、男は先に走り出した。 道を塞いでいた歩く死体たちを紙のようにやすやすと斬り裂いて、道をつくっていく。 「い、行こう、夜刀!」 更紗は夜刀の手綱を操り、その背中を追いかけた。 ▽ 「知っていることを全て話せ。 ……全ては我が子、殷のために」 ――忌ブキは変わらず、守られてばかりの無力な子どもだった。 ただ違ったのは――助けてくれた男は、死ななかった。 還り人など比べるにも値しない、絶対の強者だった。 【一日目昼/新宿】 【忌ブキ@レッドドラゴン】 [所持品]鞭、〈竜の爪〉 [状態]健康(現象魔術を数度使用) [その他] タタラの本名は聞いていません。 【聞仲@封神演義】 [所持品]禁鞭、黒麒麟 [状態]健康 [その他] 特記事項なし ▽ 「新橋が呼んでくれたの? ありがとう」 更紗の隣りを飛ぶ新橋は、少し誇らしげだった。 それを見て微笑み、更紗は前に向き直る。 更紗は〈赤〉に縁がある。 大きな流れに飲み込まれる、その始まりはいつも〈赤〉だった。 前方を走る男を見て、更紗は改めてそのことを思う。 身の丈ほどもある禍々しい形状の剣を手にした、赤い着物の男。 その男が敵になるか味方になるかも分からなくても――確かに、運命のうねりを感じていた。 【一日目昼/新宿】 【更紗@BASARA】 [所持品]白虎の宝刀、新橋、夜刀 [状態]健康 [その他] 〈竜殺し〉です。 【アーロン@FINAL FANTASY X】 [所持品]正宗 [状態]健康(オーバードライブ使用直後) [その他] 特記事項なし ▽ 『甘露甘露……』 甘い女の声が木霊する。 とはいっても、実際にその声が空気を震わせているわけではない。 念話によって、たった一人の男にだけ向けて、嗤っているのだ。 『良いぞ、婁よ。 死に満ちたこの街の、何と居心地の良いことか』 「お気に召されましたか、媛」 男が応える。 女が悦ぶ声に、至上の幸福を感じながら。 街の一角で、死体に囲まれた一人の男がいる。 そう、たった一人、他は全て死体だ。 そして手にしているのは剣一振りのみ。 「あの者たちは、この程度のことでは死にますまい」 『当然よ。 あの中にはお前より各上の相手も混ざっておるぞ』 「承知しております。 が、殻の固い果実ほど、剥いた後の果肉は美味でございましょう」 男が会話する相手は、剣。 女の魂を宿した妖刀・七殺天凌(チーシャーティエンリー)こそが、この男の仕える主なのだ。 還り人の群れを造り上げた張本人、婁震戒は口角を吊り上げた。 この男は愛する剣に上質な魂を捧げるという、そのためだけにここにいる。 「まずは、十五人。 赤竜(チーロン)の前菜としては上々……! あまねく魂、全ては我が媛への捧げ物よ!!」 恋慕に酔った男は死んだ街の中心で、殺戮を宣言した。 【一日目昼/九段下】 【婁震戒@レッドドラゴン】 [所持品]七殺天凌 [状態]健康(還り人) [その他] 七殺天凌は〈竜殺し〉 Back 還り人の都 Next 汝は竜殺しなりや? 000 OP――賽を投げる者 更紗 011 英雄(ヒーロー)の条件 GAME START 忌ブキ 005 殷の太師 聞仲 アーロン 011 英雄(ヒーロー)の条件 婁震戒 007 The First Signature
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アーカイブ @wikiのwikiモードでは #archive_log() と入力することで、特定のウェブページを保存しておくことができます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/25_171_ja.html たとえば、#archive_log()と入力すると以下のように表示されます。 保存したいURLとサイト名を入力して"アーカイブログ"をクリックしてみよう サイト名 URL
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竜殺しを探して ◆Wv2FAxNIf. 空の黒煙の合間を縫いながら、二つの歪な影が通り過ぎていく。 一つは人型でありながら翼を持った白いKMF、ランスロット・アルビオンである。 七メートルにも及ぶその巨体は、そこにあるだけで空を圧迫していた。 そしてもう一方は同じく翼を生やした、犬のような姿のつながれもののヴァルだった。 ランスロットに比べれば小さいが、人ひとりを丸ごと飲み込めるだけの巨躯を持ち合わせている。 その上にヴァルと繋がれた少女・エィハ、それに巨漢の黄飛虎を乗せているため、シルエットはますます奇妙なものになっていた。 ランスロットが先行し、目指すのはルルーシュが消息を絶った九段下だ。 そこに向かう道中、そのパイロットである枢木スザクは少々困惑していた。 集音マイクと外部スピーカーでエィハらと会話しながら進んでいたのだが、いつからかスザクの耳にはすすり泣きが聞こえてきている。 「そ、そいつぁ……悪いこと聞いちまったなぁ……うっ」 『ど、どうして飛虎さんが泣くんですか……?』 「バカ野郎、これが泣かずにいられっか!」 飛虎が熱の入った様子で反論してくる。 初対面の印象通りの人柄だった彼は、誰に聞かれるでもなく自分の素性について語り始め、そしてエィハとスザクにも尋ねたのだ。 どこから来たのか、どんな生活をしていたのか、家族はどうしているのか――と。 結果、飛虎は泣き出したのであった。 「オレんとこは家族が多くてよ……こういう話に弱えんだ……」 『あの、僕は気にしてませんから。 エィハもそうだろ?』 スザクは黙ったままでいるエィハに水を向けた。 エィハとは短い付き合いだが、ドライで達観しているようにすら見える彼女が動じているとは思えなかったからだ。 「そうね。いないのが当たり前だと思っていたから」 スザクが思っていた通りの乾いた反応があった。 何とも思っていない――スザクは彼女に家族がいないことではなく、それ自体に無関心であることに胸を痛めた。 家族がいないのはスザクも同じだ。 元より一人っ子で、幼い頃に母を亡くし、父が死んだのももう随分前のことになる。 しかし、少なくともスザクが父を失ったのは自業自得だったのだ。 誰のせいでもない、自分のせいだった。 対するエィハは何も悪くない。 ニル・カムイという土地に戦火が絶えなかったから、貧しかったから。 そんな外の環境に歪められてしまったエィハが、それを当然として受け入れてしまっていることが悲しかった。 スザクの世界にも戦争はあり、孤児もいるが、割り切れるものではない。 「よーし分かった。オメーら二人、今日からオレが面倒見てやるぜ!!」 スザクを考え事から引きずり戻すほどの大声で、飛虎はそう宣言した。 何が分かったのかは分からないが、飛虎は深く頷いている。 『それってどういう……?』 「オレを親父だと思って頼っていい、ってこった!」 父親、と、スザクはマイクに入らない小さな声で呟く。 突然の申し出でも、嫌味や不快感を全く感じさせないのは飛虎の人柄故か。 胸を張る姿には威厳と包容感が見えて、まさに「理想の父親」と言える男なのかも知れない。 だがスザクの答えは歯切れの悪いものだった。 『いえ、僕には……その資格は』 「家族に資格も何もあるか! なっ、嬢ちゃんもそう思うだろ」 「そうね」とか、「そうかしら」とか。 これまで通りの、無味乾燥な返事があるものと思っていた。 だがエィハの反応は、スザクが初めて見るものだった。 「……ごめんなさい。分からないわ。 私は家族を知らないから」 慎重に言葉を選んでいる様子で、エィハは言う。 大抵の物事に無関心に見えていたエィハの、珍しい姿だった。 「私には友達しかいないと思っていたわ。 だけど……家族も、新たに得られるものなのかしら」 「あったりめえよ! 嬢ちゃんだってもう少し大きくなったら、好きな男と結婚すんだろ? そうすりゃそのうちガキもできるし、家族ってのは増えてくもんなんだよ」 「そう……だったわね」 エィハは思案しているようだった。 彼女の乏しい表情からは、何を考えているかまでは分からない。 「後でうちの次男坊も紹介してやりてえが。 ま、今はここを何とか出ねーことにはな!」 黙り込んだエィハの様子を見てか、飛虎は話を切り上げた。 スザクとしても反応に窮していたので、失礼とは思いながらも安堵する。 自分がかつて壊したものを、奪ってしまったものを、嫌でも思い出してしまうから。 『……あっ』 「どうした、スザク」 『知り合いが、近くにいるみたいです』 九段下まで間もなくという地点で、ランスロットの敵味方識別装置に反応がある。 友軍機、即ちジェレミアの機体である。 ランスロットよりも早く現地に到着していると思っていたのだが、どうやらその地点で停止しているらしい。 スザクは九段下に向けていた進路を僅かに逸らした。 『すみません、行き先を変更します!』 「おうよ、嬢ちゃんとヴァルも頼むぜ!」 「分かった」 ルルーシュの安否がかかっている時に、ジェレミアが足を止めている。 悪いことが起きていなければいいがと、スザクはランスロットの速度を上げた。 ▽ オレンジ色のその巨体は、嫌でも人目を引いた。 鮮やかなカラーリングに加え、十メートル四方の立方体にも収まるかどうかという圧倒的な大きさ。 KMF――ランスロットが人型であるのに対し、KGFという「要塞型」として設計されたこのサザーランド・ジークは隠密には不向きだった。 そんなサイズのものが自動車以上の速度で空を移動するのだから、無理からぬことである。 だがジェレミア・ゴットバルトには外敵に見つかるというリスクを負ってでも、急がねばならない理由があった。 「ルルーシュ様……」 主君であるルルーシュが消息を絶って以降、何度か携帯に掛け直してみてはいるものの、未だ繋がらない。 焦燥に駆られながら、ジェレミアは九段下へと急ぐ。 その行く手を阻むように、その女は現れた。 サザーランド・ジークの前方、数十メートル先に突如現れた「それ」を前に、ジェレミアは急遽減速した。 女といっても姿形がそうであるだけで、全く異質なものであることは考えるまでもなかった。 空中に足場でもあるかのように、真っ直ぐに立つ女。 その着ている服も、髪も、肌すらも、全てが深い青色だった。 そしてその美貌と視線は、この世のものとは思えない。 女は何を言うでもなく、ある一点を指差した。 下方、サザーランド・ジークが通り過ぎた地点である。 ジェレミアが機体の向きはそのままに、モニターを切り替えて集音マイクで音を拾う。 三人の人影が映り、機体の中には場違いといってもいい少女の声が飛び込んできた。 「お願いしまーす! 話を、させてくださーい!!」 必死に呼びかけてくる少女と、急ぐべき理由。 ジェレミアはここで、選択を迫られた。 ▽ 初めに「休みたい」という紂王の泣き言を聞き入れたユウナは、とある建物を丸ごと一つ氷付けにした。 見上げれば首が痛くなるほどの、浅葱が住む日本では考えられないほどの堅牢な建物が、一瞬でである。 召喚獣は一度に一体ずつしか呼べないそうだが、その分一体ごとの能力は凄まじいもので、浅葱はしばらく声も出せなかった。 氷の塊となった建物に侵入できる者はおらず、死者の群れが溢れ返った地上を尻目に、三人は屋上で一呼吸ついたのだった。 三人の頭上を影が通り過ぎたのは、それから間もなくのことである。 ユウナはそれを見上げて「飛空艇」と呼んだ。 操縦している人がいるに違いないと、ユウナはシヴァを召喚してこれを呼び止めた。 浅葱が空飛ぶ巨大な鉄塊というものを目の当たりにし、呆気に取られている間の出来事だった。 そうでなければユウナを制止していたに違いない。 ただでさえ紂王という信用ならない荷物を抱えている時に、敵が増えたらどうするつもりなのかと。 ユウナが呼び止めてしまった後も、鉄塊にはそのまま無視して通り過ぎて欲しいという思いでいっぱいだった。 だがそれもあっさりと打ち砕かれて、その巨体は緩やかに高度を落としたのだった。 「来て下さって、ありがとうございます。召喚士のユウナです」 丁寧に頭を下げるユウナの姿に、浅葱は軽い目眩を覚える。 浅葱の懸念には気付いてすらいないらしい。 「誰か……乗っているんですよね?」 『いかにも。 礼儀として名乗っておこう。 私はジェレミア・ゴットバルト。 さる高貴な方にお仕えしている』 低い、男の声が鉄塊のどこからか聞こえる。 周囲の建物にぶつからないギリギリの高さまで下りてきてはいたが、その鉄塊から人が出て来る気配はなかった。 『手短に済ませて頂こう。私は急ぐ身だ』 「人捜しでもしてるわけ?」 『……』 上からの物言いが癇に障り、浅葱は間髪入れずに嫌味を言う。 この状況で急ぐことといえば、おおよそ絞られる。 浅葱はその一つを口にしたに過ぎない。 反応からして正解だったらしいが、ユウナからは窘めるような視線を投げられた。 「私たちは、二十人全員でここを出る方法を探しています。 そのために協力して欲しいんです。 あなたが人を捜しているなら、そのお手伝いもできると思います」 『それが見返りというわけか』 「はい」 しばしの沈黙が流れる。 そしてジェレミアと名乗った男が切り出した。 『その方法が見つからなかった場合、君はどうするつもりだ?』 「それは……」 『そして、私には君たちを信用するに足る理由がない。 信用ならない者に、協力などさせられん』 ユウナが答えに窮する。 言わんこっちゃないと、浅葱はやむなく口を挟んだ。 「本気で言ってるのかい、それ。 少なくとも、あんたは急いでいたのにここにやってきた。 協力者が欲しいのはそっちだったんじゃない?」 わざわざ呼び掛けに応じた以上、理由があるはずだ。 こうして話していても、ジェレミアが人助けをしようとしているお人好しとは思えない。 何らかの打算あっての行動だろうと、浅葱は読んでいた。 『誤解があるようだな』 「へえ?」 『私は君たちを見定めに来た』 肌に冷気が刺さる感覚がある。 鉄塊に取り付けられた巨大な銛状の武器が、今にもこちらを狙ってくるのではないかと、浅葱の額に汗が浮く。 相手の顔は見えなくても、殺気に近いものは伝わってくる。 「僕らじゃ不合格ってこと?」 『それは――』 まだ本気で殺す気ではないはずだと、浅葱は交渉の余地を探す。 だがそこで唐突に、ジェレミアが黙り込んだ。 白い鎧が現れたのは、それから間もなくのことだった。 その鉄塊の主は枢木と呼ばれ、ジェレミアとの再会を喜んでいた。 そのお陰で剣呑な空気は霧散し、浅葱は止めていた息を深く吐き出す。 だがこの二人の合流は、もう一つの予期せぬ再会を生んだ。 「武成王……?」 それまで黙って様子を窺っていた紂王が、口を開いたのだった。 ▽ それは、間が良かったと言えるのかも知れない。 痩身の、人の良さそうな三人組。 この場で始末しておくべきかと、ジェレミアが思案していた矢先の出来事だった。 口減らしの機会を逸したとも思えたが、ルルーシュの安否が掴めない以上、事を急ぐべきでもない。 結果としてこれで良かったのだろうと納得することにした。 黄飛虎と紂王が知り合いだったということで、二人はしきりに話し込んでいた。 その間にジェレミアもランスロットとのチャンネルを開き、二人だけで会話をする。 「随分、大所帯になったようだな」 『……それなんですが。 彼らを残して、僕らだけでルルーシュを捜しに行きませんか?』 「……ほう。君がそんな提案をするとはな」 彼らだけで残した場合――もしその中に一人でも不穏な動きをする者がいれば、集団は瓦解する。 それを防ぐためにここに残ると、スザクならそう言い出すと思っていた。 『僕に考えがあるんです』 ジェレミアとしては、一刻も早く出発できればそれでいい。 彼らを半ば見捨てるようで多少の良心の呵責はあるが、ルルーシュの安全には代えられないのだ。 氷漬けになったビルの屋上に残るのは、五人。 スザクは彼らを残していくことを説明すると、彼らの方もあっさりそれを承諾した。 「すぐには戻れないかも知れない」と、それだけ言い残して、ランスロットとサザーランド・ジークはその場を離れていった ▽ 「召喚士、というのね。凄いわ」 「えへへ……」 エィハはユウナの隣りで、熱心に話を聞いていた。 その会話を聞いていた者には、この二人が姉妹のようにも見えただろう。 エィハの視線の意味に気付いている者は、まだいない。 ――〈竜殺し〉。 〈喰らい姫〉から受け取った、〈竜殺し〉を判別する能力。 エィハの目が、スザクのランスロットに続く次の〈竜殺し〉を見つけたのだ。 だからエィハはずっと観察していた。 ユウナの召喚獣が氷漬けにしたという建物を見て、そしてユウナ本人を見る。 その細い首筋を、腕を、見極める。 自分とヴァルの力で、殺せるかどうかを。 召喚獣を出していない今なら殺せるのではないか。 もし殺すなら、その後に残った面々はどうするか。 エィハは必死に考えながら、ユウナの話を聞いていた。 横で面白くなさそうに不満顔を見せている浅葱のことも、全く気にならなかった。 そうしてユウナのことばかり見ていたからだろう。 それ以外の者たちが何を話しているのか、エィハはまるで聞いていなかった。 故に、その事態に気付くのが一歩遅れたのだ。 ▽ 「紂王陛下!」 「おお、本当におまえだったか……!」 飛虎は紂王の姿を前にして、素直に喜んでいた。 かつて紂王が原因となって妻が、そして妹が死んでいる。 飛虎自身は殷を裏切って他国の将となってしまった。 しかしかといって、かつて仕えた王の不幸を願えるはずもない。 紂王の無事を確認して、飛虎は心底安堵したのだった。 「して、武成王。今までどこに?」 「品川、とかいう地名だったかと。 エィハとヴァルのお陰で――」 「いや、そうではない。 予が政をしている間、おまえはどこに行っていたのだ?」 「武成王」、という呼び名に違和感を覚える。 飛虎は殷の鎮国武成王から、周の開国武成王となった。 紂王から「武成王」と呼ばれることは、もうないと思っていたのだ。 そして何より、話が噛み合わない。 「それは……西岐に」 「西岐だと? 何故今の時期にそのような」 まるで、本当に何も知らないかのようだった。 次第に紂王の顔に不安の色が広がり、視線を彷徨わせ始める。 『――なので飛虎さん、ここをお願いします!』 「あ、……ああ、分かった。 気をつけてな」 スザクが何か話していたようだったが、飛虎にはほとんど聞こえていなかった。 この時点で、スザクをを引き止めておくべきだったのかも知れない。 だが飛虎にはその決断ができなかった。 「……そう、だ。何故殷に、武成王がいなかった? いや……何故予は、武成王の不在をおかしいと思わなかった? 帳簿の数字が全く合わなかった。 合わなかったことを、おかしいとも思わなかった。 何かが足りなかったはずなのに。 そういうものだと思ってしまったのは何故か? 民の様子が妙だと思ったはずではなかったか? そうだ聞仲は? 聞仲はどこだ? 聞仲に聞けば分かるはずだ。 聞仲を捜さなくては 聞仲。 聞仲!! 聞仲はどこに!!!」 独り言を続ける紂王の視界に、すでに飛虎の姿はなくなっていた。 肌がざわつく感覚に、飛虎は紂王の両肩に掴みかかるようにして前を向かせる。 「しっかりして下さい、陛下! オレはあの時――――」 飛虎の手首に強い力が掛かった。 紂王に掴まれたのだ。 「そうだった。 おまえは予と殷を裏切ったのだったな、武成王」 違う。これは紂王陛下ではない。 彼の濁った目を見て、飛虎は確信する。 そしてそのまま、細身の王によって投げ飛ばされた。 ▽ 「ヴァル!!」 飛虎のただごとではない声で、エィハはようやく視線をそちらに向かわせていた。 そしてエィハの倍ほどもある背丈の男が吹き飛ばされたのを見て、咄嗟にヴァルに指示したのだ。 ヴァルが体を浮かせ、飛虎の体を受け止める。 「あ、ありがとよ……だが……!!」 エィハの視線の先で、紂王が縮んでいた。 エィハとそう変わらない、少年のような姿をしている。 会った時は間違いなく、スザクと同じかそれ以上の上背があったはずだ。 飛虎を屋上に下ろすと、エィハとヴァルが臨戦態勢を取る。 「予は寛大である。 それ故に武成王よ、機会を与えよう。 殷に戻り、これまでのように予に仕えよ。 おまえの家族も悪いようにはすまい」 エィハは初めて、生まれながらの「王」の声を聞いた。 王になるべくして生まれ、なるべくしてなった王。 忌ブキとはまた違うその威厳を前にして、阻んではならないように思えて、口を閉ざしてしまった。 「……陛下、オレぁ……戻れません。 オレは周の開国武成王だ! それに、賈氏と黄氏のことを忘れたとは言わせねぇ!! 「そうであろうな。 故に……予は、悲しい」 紂王が涙を浮かべる。 事情を知らないエィハには、飛虎の方こそ間違っているのではないかと思えてしまう。 そしてその感情は、打ち破られた。 「おまえを殺さねばならないとは、予は、悲しいッッ ッ ッ! ! !」 声の波が周囲に叩き付けられる。 それだけで氷漬けになっていた建物が崩れ出す。 エィハはヴァルに飛虎の襟首を咥えさせて飛び上がり、僅かに残った足場でユウナが叫んだ。 「召喚します……!」 そこでエィハの脳裏に、一つの考えが首をもたげた。 今なら。 スザクがしばらく戻らないと言っていた今なら。 全員の注意が逸れている今なら。 ユウナが召喚しようとしている今なら。 あの細い首が無防備に見える今この瞬間なら。 〈竜殺し〉を討ち取れるのではないか……? ユウナの杖から火の玉が滴るように落ちる。 建物の足場に魔法陣が広がり、魔素の流れが変わる。 今―― ヴァルが口を開け、飛虎を離す。 地上まで落下していく彼を気にも留めず、ヴァルが加速する。 だが一層激しくなった音の波が、エィハとヴァルに襲いかかった。 「っく……!!」 呼吸を乱される。 召喚の方が速い。 炎を宿した召喚獣がユウナと浅葱を守り、加速していたエィハとヴァルはバランスを崩した。 『エィハ――――――――!!!!』 紂王とは別の声が、音の波を突き破った。 一本の光の筋に見えるほどの速度で、彼は戻ってきたのだ。 地上に落ちかけていた飛虎を拾い、建物の壁面に打ち込んだ銛を巻き取って機体を屋上まで引き上げ、エィハとヴァルを手の中に収めた。 回収した者たちを守りながら、白い騎士は地上へ着地する。 そして還り人の群れを踏み散らしながら、屋上を睨むように顔を上げた。 「スザク、オメーどうしてここに……」 『飛虎さん、話は後です! エィハも手伝ってくれ!』 あの紂王の存在以上に。 助けられたこと以上に。 〈竜殺し〉を仕損じた事実が、エィハの脳裏で渦巻いていた。 だがそんなエィハに耳打ちするように、スザクの呟きが届いた。 『君もだ、エィハ。後で話そう』 その口調は優しく、そして声は厳しかった。 スザクには既に気付かれているのかも知れない。 もしそうなら―― ▽ 「僕は、戻ります」 それがジェレミアへの提案だった。 一度二人で抜けた後、スザクだけが戻る。 その回りくどい方法は、エィハの様子を見るためだった。 エィハを信じたいと思いながらどこかで、彼女が何かをしようとしているように思えたからだ。 そのことをジェレミアにも説明し、納得してもらえた。 『了解した。ルルーシュ様の捜索は私一人で行う。 だが枢木、その少女についてだが』 「何か?」 『危険だと判断した時は、確実に始末したまえ』 「……ええ」 スザクも最近になって知ったことだが、普段のジェレミアは人好きのする人物である。 主君への忠誠心は言うまでもなく、部下や身内へはお節介なまでに世話を焼く、人間味に溢れた男だった。 だが仕事として割り切って「必要」と断じた時、彼は冷淡なまでに最善手を打つ。 特にそれがルルーシュの身に関わるとなると、彼には一切の迷いがない。 『万一討ち漏らした時、彼女がルルーシュ様に危害を加えないとは限らない。 もしも君にできないなら、私が代わろう』 「いえ、大丈夫です」 それはジェレミアなりの気遣いだったのかも知れないが、スザクは断った。 今さら、綺麗事が通るとは思っていない。 「もしもエィハが彼らを殺すなら。 その時は、僕がエィハを殺します」 【一日目昼/九段下付近】 【ジェレミア・ゴットバルト@コードギアス】 [所持品]サザーランド・ジーク、携帯電話、手甲剣 [状態]健康 [その他] 〈竜殺し〉ではない。 四道から情報を得る。 ユウナから情報を得る。 【枢木スザク@コードギアス】 [所持品]ランスロット・アルビオン [状態]健康 [その他] ランスロットは〈竜殺し〉 【黄飛虎@封神演義】 [所持品]棍 [状態]健康 [その他] 〈竜殺し〉ではない 【エィハ@レッドドラゴン】 [所持品]短剣 [状態]健康(還り人) [その他] 特記事項なし 【浅葱@BASARA】 [所持品]剣 [状態]健康 [その他] 〈竜殺し〉ではない 【ユウナ@FFX】 [所持品]ニルヴァーナ [状態]健康、イフリート召喚中 [その他] 特記事項なし 【紂王@封神演義】 [所持品] [状態]健康、服の袖が破れている、少年の姿 [その他] 記憶障害 Back 光芒 Next スアロー・クラツヴァーリの場合 002 汝は竜殺しなりや? エィハ - 枢木スザク 黄飛虎 008 持つ者と持たざる者 浅葱 ユウナ 紂王 004 国の真優ろば ジェレミア・ゴットバルト
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Galatasaray 選手名 所属クラブ 国籍 年齢 Pos GVR 特殊能力 フェイス スパイク 備考 Rigobert Song Galatasaray カメルーン ー ー ー ー 固有 赤 ー Okan Buruk Galatasaray トルコ ー ー ー ー 固有 黒 ー Hasan Sas Galatasaray トルコ ー ー ー ー 青 青 おそらくFirstNameで"s"の文字が消えてます(バグ?) Hakan Sukur Galatasaray トルコ ー ー ー ー 固有 固有 おそらくFirstNameで"s"の文字が消えてます(バグ?) ー Galatasaray ー ー ー ー ー ー ー ー 移籍情報 Junichi Inamoto(from West Brom.)
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toyotomi.jpg +目次 キャラ解説どんなキャラ? 長所 短所 まずはどのコンボを覚えれば良い? とりあえず永パをやってみたい 動画 技解説コマンド表 通常技解説 システム共通技解説 特殊技解説 援軍アタック解説 必殺技解説 BASARA技解説 一撃BASARA技解説 コンボレシピ単体時のコンボ 単体時対忠勝用 援軍到着後のコンボ 金剛補正切り 金剛補正切りからのJABC離陸宇宙旅行 金剛補正切りからの同キャラ用宇宙旅行 金剛補正切りからの宇宙旅行(テンプレ宇宙) その他永パ 猿舞豪把からのコンボ 猿舞豪把からの宇宙旅行 B灰塵オラオラハーフマラソンと援キャン離陸 小ネタ用語・スラング 家庭用(PS2版)について 猿舞豪把の投げ無敵消化 エリアルと伝衡裂鬼 フリーズ ランダム 天地葬送中の援軍 キャラ対策 編集・修正コメント欄 キャラ解説 どんなキャラ? [部分編集] 攻撃力 防御力 速 度 永パ力 援 軍 難易度 総 合 A A D S A D A 戦国BASARAXの基礎がみっちり詰まった天下人。機動力は皆無だが、硬い装甲と高い攻撃力を盾にゲームを荒らしまわる。バックステップの硬直をバックステップでキャンセルしたり、後述の超投げ半兵衛など、低リスクかつ特大リターンも魅力。援軍との相性が非常に良く、互いに相乗効果で本来の数倍の強さを発揮する。何かカスれば援軍を介して補正切りや高ダメージの永パに移行できるかなりやんちゃなキャラ。打たれ強く、基礎を学べるキャラで、コンボも簡単かつ楽しいため、初心者にかなりオススメ。現在も研究によってコンボが伸びており、まだまだキャラの伸びしろも残されているので長く付き合える。 豊臣秀吉 長所 装甲が硬く(防御系数*0.8)、攻撃力が高い(独自補正)ため、初心者同士の対戦で大幅に有利になる。 機動力のなさを援軍で補う必要があるので、必ず援軍の使い方を覚える事ができる。 コンボが比較的簡単で、CPU戦やトレーニングモードが楽しい。 荒らし能力が非常に高く、ワンチャンスで逆転可能。 天敵と言えるほど極端に不利なキャラがいない。 短所 機動力がないため、単体では逃げる相手を捕まえる事が難しい。 体が大きいためコンボが入りやすく、昇り中段に苦しめられる。 援軍Lvの上昇速度が遅く必要Lvも高いため、援軍が来る前に永パに持ち込まれてしまう事が多い。 ゲージ依存度・援軍依存度が高いのでどちらかが枯渇するとパワーダウンしやすい。 まずはどのコンボを覚えれば良い? 2A2B6B ただのチェーンコンボ。ダウンを取れてゴリラダメージなのでそこそこ痛い。 とりあえず永パをやってみたい [中央忠勝限定] 伝衡裂鬼>天地葬送(4123B)>{2A2B5C>天地葬送}*2>2A2B>天地葬送>ダッシュ2A2B>天地葬送>吹き飛ばし>ブースト2B>天地葬送>エリアル>JA{BC}*n 対忠勝中央コマ投げからの単身赴任。 構成がシンプルで覚えやすく、離陸も簡単。その上時間が経つと家康が誘拐されて祝福してくれる。 動画 +動画詳細 動画 内容 援軍到着前のコンボの解説。youtube版 援軍到着後、金剛補正切りまでのプロセスの解説。youtube版 宇宙旅行の解説。youtube版 その他陸上種目の解説。youtube版 灰塵オラオラハーフマラソン他色々。 13 38~16 49 灰塵オラオラハーフマラソン&援キャン離陸解説。 10 28~11 47 小ネタ、確反超投げ半兵衛宇宙、オラオラハーフマラソン。 同キャラ用宇宙旅行。 続・同キャラ用宇宙旅行。 ノーゲージ宇宙の例。JABC離陸について。 ▲上へ [部分編集] 技解説 コマンド表 分類 技名 コマンド 備考 特殊技 双斧落とし 6B 中段、受身不能、ch時地面バウンド、天地葬送でキャンセル可 蹴り落とし JC(溜め) キャンセル不可 必殺技 灰塵乱渦 236AorB 移動投げ、壁貼り付け、受身不能Aが立ち状態を掴み、Bがしゃがみを投げる └(急停止) 4 必殺技、BASARA技、バックステップでキャンセル可 伝衡裂鬼 214A コマンド投げ、jc可、天地葬送でキャンセル可 天地葬送 623B 対空投げ、無敵、捕縛 破邪衝天 214B ノックバックゼロ └破邪衝天:追打 B └破邪衝天:終撃 C 威風万丈 214C 飛び道具反射、溜め可、最大溜め時ガード不能(ジャストディフェンスのみ可)、必殺技キャンセル可(溜め時)、PGで空キャン可(溜め時、ただし通常攻撃キャンセルをすると不可) BASARA技 金剛破滅 236236C 壁貼り付け(自動追撃)、援軍アシスト対応、受身不能 猿舞豪把 214214C コマンド投げ、派生可 ├(左右叩きつけ) A 派生可 ├(通常投げ) B 派生可 └(天地葬送) C 派生終了、捕縛 ├(伝衡裂鬼) A 派生終了 ├(灰塵乱渦) B 派生終了、壁貼り付け └(天地葬送) C 派生終了、捕縛 一撃BASARA技 覇道天唱 2141236C ▲上へ 通常技解説 通常技 属性 解説 5A 連打可、基底80% 片手で殴る。 5B jc可 ハイキック。 5C 大きく身を乗り出して裏拳。 2A 下段、基底80% 足元を殴る。 2B しゃがみストレート。 2C 下段、ダウン 地面を殴る。 JA 連打可、基底80% 空中ボディブロー。 JB jc可 空中パンチ。 JC 身を反らしながら飛び蹴り。 システム共通技解説 共通技 属性 解説 投げ(接近して6or4C) 強制基底50% パワーボム。 空中投げ(空中で接近して6or4C) ジャンプ攻撃からキャンセル可、強制基底60% 地面に放り投げる。 吹き飛ばし(B+C) jc可、溜め可 大振りなフック。 エリアル(2B+C) 上半身無敵 真上方向に蹴り上げ。 エリアルスパイク(エリアル中2C) 空中投げと同じ動作。 ガードキャンセル(ガード中6B+C) 吹き飛ばしと同じ動作。 特殊技解説 特殊技 属性 解説 双斧落とし(6B) 中段、受身不能、ch時地面バウンド、天地葬送でキャンセル可 両手で地面を殴りつける。 蹴り落とし(溜めJC) キャンセル不可、基底80% JCと同じ動作。 ▲上へ 援軍アタック解説 援軍アタック 変化 解説 対地援軍 1-49 小さく突く。浮き低。 50-99 斬りつける。浮き中。 100 剣を伸ばして釣り上げる。浮き高。 半兵衛が蛇腹剣で攻撃。 対空援軍 1-49 ダメージ以外変化なし。 50-99 100 半兵衛昇竜。 ▲上へ 必殺技解説 必殺技 コマンド 属性 灰塵乱渦 236AorB 移動投げ、壁貼り付け、受身不能、強制基底80% └(急停止) 4 必殺技キャンセル可、バックステップでキャンセル可 突進して相手を掴んで壁に向かって投げ飛ばす 伝衡裂鬼 214A コマンド投げ、jc可、天地葬送でキャンセル可、強制基底80% 掴んだ相手を地面に擦りつけた後に上へ放り投げる。 天地葬送 623B 対空投げ、無敵、捕縛、強制基底70% 飛び上がって相手を掴み、地面に埋める。 破邪衝天 214B ノックバックゼロ ワンツー。 └破邪衝天:追打 B - オラオラパンチ連打。 └破邪衝天:終撃 C - 地面に叩きつける。 威風万丈 214C 飛び道具反射、溜め可、最大溜め時ガード不能(ジャストディフェンスのみ可)、必殺技キャンセル可(溜め時)、PGで空キャン可(溜め時、ただし通常攻撃キャンセルをすると不可) 胸板を突き出し衝撃波を発生させる。 BASARA技解説 BASARA技 コマンド 属性 金剛破滅 236236C 壁貼り付け(自動追撃)、援軍アシスト対応、受身不能、強制基底10%(3段目) ボディブロー→アッパー→気絶した相手を掴んで壁に叩きつける。 金剛破滅(アシスト) 半兵衛が急所を突いて気絶を延長する。 猿舞豪把 214214C コマンド投げ、派生可 ├(左右叩きつけ) A 派生可 ├(通常投げ) B 派生可、強制基底50% └(天地葬送) C 派生終了、捕縛、強制基底70% ├(伝衡裂鬼) A 派生終了 ├(灰塵乱渦) B 派生終了、壁貼り付け └(天地葬送) C 派生終了、捕縛 掴みあげた相手を地面に叩きつけた後、連続投げに派生する。 一撃BASARA技解説 一撃BASARA技 コマンド 属性 覇道天唱 2141236C - 天を仰ぎながら噴火のような衝撃波を立ち上らせる。 ▲上へ [部分編集] コンボレシピ 単体時のコンボ 2A2B6B ただのチェーンコンボ。ダウンを取れてゴリラダメージなのでそこそこ痛い。 2A2B>灰塵乱渦 近距離限定。相手が立ちの場合はA灰塵、しゃがみの場合はB灰塵と出し分ける必要がある。 2B>伝衡裂鬼 起き攻めなどで近距離で2Bが刺さった場合のコンボ。 伝衡裂鬼はノーキャンセルで出す。 JC>伝衡裂鬼 JCが近距離で刺さった場合のコンボ。 JCのヒット確認をして伝衡裂鬼へ繋げられると良い。 エリアル(ch)>天地葬送 エリアル攻撃がカウンターヒットした場合は真上付近でない限りは天地葬送が繋がる。 [中央] 伝衡裂鬼>垂直JB>前HJABC>空中投げ 伝衡裂鬼からの基本の追撃。 伝衡裂鬼の放り投げる所でjcがかかる事を利用している。 [キャラ限] 元親に対しては垂直JBが最速だと空振りするので若干遅らせる。 真田・慶次には垂直JB>HJABCを最速にしないと途中で落としやすい。 [中央] 伝衡裂鬼>天地葬送(4123B) キャラ限の中央天地。 伝衡裂鬼に天地でキャンセルがかかる性質を利用している。 放り投げる直前の地面から離す瞬間を目安に、4123B押しっぱなしと入力すると出しやすい。 [キャラ限] 忠勝・秀吉・謙信・慶次に対応。 伊達は一応対応しているが、繋がるかどうかはランダム。 [端] 伝衡裂鬼>天地葬送(6321B) 画面端では全キャラに位置を入れ替えながら天地葬送が繋がる。 放り投げる瞬間に画面端側から中央側に向かってレバーを回す。 [キャラ限] 忠勝は中央天地同様4123Bで端に向かって天地葬送を入れる。 慶次はコンパネ1P/2Pでタイミングが極端に変わる。 [中央] A灰塵乱渦>B灰塵乱渦 端が近くない限りはA灰塵からB灰塵が繋がる。 A灰塵後、壁に張り付いたのを見てから236B押しっぱなしで入力するのがコツ。 [キャラ限] 秀吉には繋がらない。 伊達・信長に対しては画面位置によるが最大でA灰塵乱渦*3>B灰塵乱渦まで入る。 [端] A灰塵乱渦>2A2B>B灰塵乱渦 端ではキャラ限で2A2Bで拾ってB灰塵に繋がる。 [キャラ限] 灰塵乱渦の貼り付け高度がランダムのため、安定して繋がる物のみ記述している。 キャラ レシピ 伊達 A灰塵乱渦>2A2B>B灰塵 真田 謙信 信長 元親 A灰塵乱渦>2A2B>B灰塵(低ヒット数限定) お市 A灰塵乱渦>{低め2B5C>B灰塵}*2-4>(2B>)B灰塵 忠勝 A灰塵乱渦>B灰塵 慶次 端でA灰塵から追撃不可 毛利 秀吉 [中央] 天地葬送>2B5C>A灰塵乱渦>B灰塵乱渦 天地葬送からの追撃。 [キャラ限] 忠勝・秀吉は別構成の専用レシピを使う。 キャラ レシピ 伊達 天地葬送>2B5C>A灰塵乱渦>B灰塵乱渦 謙信 信長 お市 真田 天地葬送>2C>A灰塵乱渦>B灰塵乱渦 慶次 天地葬送>5C>A灰塵乱渦>B灰塵乱渦 毛利 天地葬送>2B>A灰塵乱渦>B灰塵乱渦 元親 天地葬送>2B>ディレイ5C>A灰塵乱渦>B灰塵乱渦 忠勝 専用レシピを使う。 秀吉 [中央] 天地葬送>{2A2B>天地葬送}*2>2B5C>A灰塵乱渦 [端] 天地葬送>2B5C>天地葬送>2A2B5C>天地葬送>2B5C>A灰塵乱渦 秀吉用天地葬送からの追撃。 ▲上へ 単体時対忠勝用 忠勝に対しては天地葬送が何度も入るのでヒット数が稼ぎやすく、宇宙に行きやすい。 1ラウンド目に宇宙に行くと、忠勝が誘拐防止の援軍カウンターをしない限り、次ラウンド開始時に援軍不在が確定する。 大幅有利な状況を作れるので、擬似宇宙と呼ばれるレシピも含め覚えておくと忠勝戦で非常に役立つ。 [中央] 天地葬送>2C>天地葬送>吹き飛ばし>ブースト2B5C>天地葬送>{2A2B>天地葬送}*2>2C>A灰塵乱渦>B灰塵乱渦 [端] 天地葬送>{2B5C>天地葬送}*2>{2A2B>天地葬送}*2>吹き飛ばし>ブースト2B>天地葬送>2C>A灰塵乱渦>B灰塵乱渦 忠勝用天地葬送からの追撃。 天地葬送>吹き飛ばしは慶次にも入るが、慶次は端との距離によって裏に回ってしまい天地で掴めなくなるケースが多い。 慶次に使う場合は端伝衡裂鬼>天地葬送>吹き飛ばし~としておこう。 [中央] 伝衡裂鬼>天地葬送(4123B)>{2A2B5C>天地葬送}*2>2A2B>天地葬送>ダッシュ2A2B>天地葬送>吹き飛ばし>ブースト2B>天地葬送>エリアル>JA{BC}*n 忠勝用の単身赴任。中央伝衡裂鬼以外にも、2A2B>伝衡裂鬼などヒット数さえ稼げれば移行できる。 最も簡単な宇宙旅行で、二段ジャンプや空中ダッシュを使わないので家庭用での永パ練習にも向く。 [端] 伝衡裂鬼>天地葬送(4123B)>{2B5C>天地葬送}*2>{2A2B>天地葬送}*2>5B>天地葬送>吹き飛ばし>ブースト5A*4>天地葬送>エリアル>JBC*n 端伝衡裂鬼からの擬似宇宙。 赤字部分は受身可能だが受身しても天地葬送が確定する箇所。 伝衡裂鬼以外からもレシピを微調整する事で同じように擬似宇宙へ持ち込める。 [端] 天地葬送>{2A2B5C>天地葬送}*2>{2A2B>天地葬送}*2>{5B>天地葬送}*2>吹き飛ばし>ブースト5A*4>天地葬送>エリアル>JBC*n 補正切り天地葬送からの擬似宇宙。 前述の擬似宇宙で受身を取った相手に再度擬似宇宙へ持ち込む事で受身を完全に強制できる。 [自分端] エリアル(ch)>天地葬送>5C>天地葬送>{2A2B>天地葬送}*3>{5B>天地葬送}*2>吹き飛ばし>ブースト5A*4>天地葬送>エリアル>JBC*n エリアルchからの擬似宇宙。レシピ調整の一例。 ▲上へ 援軍到着後のコンボ 2A2B6B>5援>天地葬送 基本チェーンから天地葬送に繋ぐ。 援軍は6援で出すと援軍が邪魔して天地葬送で掴みにくくなるので5援推奨。 6援で出してしまった場合は援キャンダッシュ5Bを挟むなどして対処する。 2B+3援>天地葬送 5A*n+3援>天地葬送 JC>天地葬送 各種ヒット確認3援からの天地葬送の一例。 3援(ch)>ダッシュHJBC+3援>天地葬送 3援が遠目ch時の拾い。 [中央] 伝衡裂鬼>1援or2援>天地葬送 中央伝衡裂鬼からのコンボ。 放り投げる瞬間に援軍が当たるようにして、高い所で天地葬送の持続で掴むようにする。 ▲上へ 金剛補正切り 金剛破滅で気絶した後に一旦補正が切れるため、そこに援軍で追撃する事で確定補正切りができる。 実質2回コンボを叩き込む事と同じで、補正切り後に必ずテンプレ化された状態から永パに移行できる大きなメリットがある。 [端] ~天地葬送>2B5C>金剛破滅 端での一番簡単な金剛補正切り。必要援軍Lv60。 ディレイをかける事で時間を稼いで援軍が回復しやすくすると良い。 [キャラ限] 毛利は端に密着していないと金剛破滅の2段目が空振りする。 [中央] ~天地葬送>2B5C>A灰塵乱渦>B灰塵乱渦>3援>吹き飛ばし>ブースト2B5C6B>天地葬送>2C>金剛破滅 中央からの金剛補正切り。 B灰塵乱渦>3援は壁側に向かって対空援軍を入力すると、壁側から援軍が出現し秀吉側に戻すように攻撃してくれる。 タイミングは壁に貼り付いたのを確認してからで間に合うので焦らないように。 背中側に端が近い状態だと3援が空振りするケースがあるので注意。 端でA灰塵乱渦から2A2B拾いに対応しているキャラは必要Lvが51まで下がる。 [キャラ限] キャラ レシピ 備考 伊達 ~天地葬送>2B5C>A灰塵乱渦>B灰塵乱渦>3援>吹き飛ばし>ブースト2B5C6B>天地葬送>2C>金剛破滅 必要援軍Lv55 信長 慶次 ~天地葬送>5C>A灰塵乱渦>B灰塵乱渦>3援>吹き飛ばし>ブースト2B5C6B>天地葬送>2B>金剛破滅 必要援軍Lv60、空中ヒット数17以上は2Bを省いて金剛破滅 真田 ~天地葬送>2C>A灰塵乱渦>B灰塵乱渦>3援>吹き飛ばし>ブースト2B5C6B>天地葬送>2C>金剛破滅 必要援軍Lv60、空中ヒットが16~17以上は2C>金剛破滅が入らない 元親 ~天地葬送>2Bディレイ5C>A灰塵乱渦>B灰塵乱渦>3援>援キャン吹き飛ばし>ブースト2B5C6B>天地葬送>2C>金剛破滅 必要援軍Lv55 謙信 ~天地葬送>2B5C>A灰塵乱渦>B灰塵乱渦>3援>吹き飛ばし>ブースト2B5C6B>目押し2B>金剛破滅 必要援軍Lv75 お市 毛利 ~天地葬送>2B>A灰塵乱渦>B灰塵乱渦>3援>吹き飛ばし>ブースト2B5C6B>目押し2B>金剛破滅 必要援軍Lv75 秀吉 ~天地葬送>5B>天地葬送>{ダッシュ2A2B>天地葬送}*1-2>2C>金剛破滅 必要援軍Lv51 忠勝 ~天地葬送>2B5C>天地葬送>{ダッシュ2A2B>天地葬送}*2-3>2C>金剛破滅 必要援軍Lv51 ▲上へ 金剛補正切りからのJABC離陸宇宙旅行 宇宙旅行の条件は31ヒット>エリアル>JBC*nだが、厳密には30ヒット>エリアル>JA{BC}*nでも可能。 これを利用すると稼ぐ必要のあるヒット数が減るため、宇宙旅行のチャンスが増える。 しかし、秀吉のJABはコンボ時間が長くなると繋がらなくなってしまうパーツなので、JABC離陸を狙うには専用の構成でコンボ時間を短くする必要がある。 [コンボ時間を消費しやすいパーツ] B灰塵乱渦>3援 A灰塵乱渦>B灰塵乱渦 A灰塵乱渦>A灰塵乱渦 これらのパーツは極力少なくするようにする。 また、B灰塵乱渦>3援>吹き飛ばしのパーツも、秀吉の体に当たるまで待つとコンボ時間を消費しやすい。 早めに当てる・援キャン吹き飛ばし・援キャンダッシュ吹き飛ばしなどにすると良い。 援軍カウンター対策が必要な秀吉については同キャラ用宇宙を参照。 また、空中ダッシュや2段ジャンプを挟まないため、天井のない家庭用でも永パとして成立する。 3援>2B>B灰塵乱渦>3援>(援キャンダッシュ)吹き飛ばし>ブースト5A2B+3援(裏回り)>{破邪衝天:追打(裏回り)}*2>5A5B6B>エリアル>JA{BC}*n 真田・伊達・謙信・お市・信長に対応。 ヒット数は31を大幅に超えてしまうが、コンボ時間が短いためJAB離陸が可能。 テンプレ宇宙ではエリアル>JBがシビアな真田・謙信・お市に対応しているため、対戦する機会が多いなら早めに覚えると良い。 1回目の破邪衝天の最終段が当たったくらいで、2回目を1回目と逆方向にコマンド入力するのがコツ。 3援>2B>B灰塵乱渦>3援>(援キャンダッシュ)吹き飛ばし>ブースト5A2B+3援(裏回り)>破邪衝天:追打(裏回り)>5A*6>2B(裏回り)>5A*3>6B>エリアル>JA{BC}*n お市用。 3援>2B>B灰塵乱渦>3援>(援キャンダッシュ)吹き飛ばし>ブースト5A2B+3援(裏回り)>破邪衝天:追打(裏回り)>5A*7>2B(裏回り)>5A5B6B>エリアル>JA{BC}*n 慶次用。 ダメージは落ちるが、金剛破滅の3段目からも移行でき、補正切りの必要援軍Lvが55程度まで軽減される。 3援>天地葬送>2C>A灰塵乱渦>2A2B>B灰塵乱渦>3援>援キャン吹き飛ばし>ブースト5A2B5C6B>天地葬送>破邪衝天:追打>3援>援キャンダッシュエリアル>JA{BC}*n 元親用。必要援軍Lv60。 破邪衝天の前に少しダッシュすると援キャンダッシュエリアルが届きやすくなる。 3援>天地葬送>2A2B5C>天地葬送>{ダッシュ2A2B>天地葬送}*2>破邪衝天:追打>3援>天地葬送>エリアル>JA{BC}*n 忠勝用。 16ヒット以上稼いで破邪衝天に繋げれば良いだけなので、途中のレシピは自由にアレンジして良い。 [遠距離] 3援ch>B灰塵乱渦(ブレーキ)>B灰塵乱渦>3援>吹き飛ばし>ブースト2B+3援(裏回り)>{破邪衝天:追打}*2>5A5B6B>エリアル>JA{BC}*n 遠距離で3援がchした場合のコンボ。主に確定反撃に超投げ半兵衛でchを取った場合に使う。 B灰塵乱渦(ブレーキ)>B灰塵乱渦は236B>41236Bと入力するとやりやすい。 このレシピは伊達・真田・謙信・信長用だが、往復パーツを変えれば慶次・お市にも対応できる。 ▲上へ 金剛補正切りからの同キャラ用宇宙旅行 秀吉同キャラでは、特定タイミングで援軍カウンターされると援軍カウンターから天地葬送が繋がってしまう。 そうなると援軍カウンターヒット後はコンボが途切れるまで援軍カウンターが使用不可になるので、先に永パした側の負けが確定する不思議な状態となる。 このため、秀吉同キャラは専用レシピを用意して、援軍カウンター>天地葬送に対策する事が必須となっている。 6援>ダッシュ5A*3>2B>6B>ズラし5援>援キャン微ダッシュ5B>天地葬送>2A2B5C>天地葬送>2A2B>天地葬送>2A2B5C>B灰塵乱渦>3援>5C>B灰塵乱渦>3援>天地葬送>エリアル>JBC>空中ダッシュC>JBC*n 現在関西方面でメインに使われている同キャラレシピ。必要援軍Lv51。 援軍カウンターから天地葬送が確定する箇所のより厳重なケアと、実戦的な必要援軍Lvを両立している。 3援>天地葬送>2A2B5C>天地葬送>2A2B>天地葬送>一歩後退>破邪衝天:追打>3援>天地葬送>3援>破邪衝天:追打>2援>援キャンエリアル>JBC*n 名古屋で開発された同キャラレシピ。必要援軍Lv51。 最後の破邪衝天:追打以降は、操作を急ぐと終撃が暴発しやすい。 3段階目まで派生させ、真下にレバーを入れっぱなしにして援軍ボタン>援軍が当たったのを見てからB+Cと入力で良い。 10ヒット以上稼いで3回援軍使える状態であればヒット数を調整せずとも宇宙が確定するのが強み。 難易度も非常に低く援軍回復時間も充分に稼げる構成なので汎用性も高い。 6援>ダッシュ5A*3>2B5C+3援>天地葬送>{ダッシュ2A2B5C>天地葬送}*2>2A2B5C>B灰塵乱渦>3援>5C>B灰塵乱渦>3援>天地葬送>エリアル>JBC>空中ダッシュC>JBC*n 以前使われていた同キャラレシピ。必要援軍Lv100。 狙ってやるのは難しいものの、ダッシュ2Aで掴まれる可能性がある。 6援>ダッシュ5A*4>2B+3援>天地葬送>{ダッシュ2A2B5C>天地葬送}*2>2A2B5C>B灰塵乱渦>3援>5C>B灰塵乱渦>3援>天地葬送>エリアル>JBC>空中ダッシュC>JBC*n 以前使われていた同キャラ援軍Lv51-99用レシピ。 [相手ゲージ側] br()6援>ダッシュ5A*2>2B+5援>吹き飛ばし>ブースト5B>天地葬送>{ダッシュ2A2B5C>天地葬送}*2>2A2B5C>B灰塵乱渦>3援>5C>B灰塵乱渦>3援>天地葬送>エリアル>JBC>空中ダッシュC>JBC*n [自分ゲージ側] br()6援>ダッシュ5A*2>2B+5援>ダッシュ伝衡裂鬼>天地葬送>{ダッシュ2A2B>天地葬送}*2>2A2B5C>B灰塵乱渦>3援>5B>B灰塵乱渦>3援>天地葬送>エリアル>JBC>空中ダッシュC>JBC*n 以前使われていた同キャラ援軍Lv2-49用レシピ。 画面左右でレシピの使い分けが必要なので注意。 6援>5A2A2B5C>3援 天地葬送>{2A2B5C>天地葬送}*2>2B5C>B灰塵乱渦>3援>吹き飛ばし>ブースト5A*3>天地葬送ズラし3援>エリアル>JA{BC}*n 画面内に半兵衛を残すようにし、援軍ブロック可能にしたレシピ。 レシピ自体の難易度が高く、援軍ブロックを構えなければいけないので難しいが成功時のリターンが大きい。 ▲上へ 金剛補正切りからの宇宙旅行(テンプレ宇宙) 各キャラの最も基本的な宇宙旅行。 金剛補正切りから移行するため、必ず同じレシピで永パ移行できる。 以前は初心者が最初に覚えるべきコンボだったが、現在はより難易度の低く、家庭用で永パ部分を練習できるJABC離陸を覚える方が良い。 6援>ダッシュ2B>伝衡裂鬼>天地葬送>2B5C>A灰塵乱渦>B灰塵乱渦>3援>吹き飛ばし>ブースト2B+3援(裏回り)>破邪衝天:追打(裏回り)>5A5B6B>エリアル>JBC*3-4>空中ダッシュJBC*n 最も基本的な宇宙旅行。ヒット数さえ合えば、細部をアレンジして問題ない。 吹き飛ばし>ブースト2B+3援の箇所は、ブーストを少し長めにして援軍が再行動できる時間を稼ぐ。 エリアル>JBは真田・謙信・お市はかなりシビア。壁貼り付きから剥がれた所にエリアルを当てて、最速でJBを目押しするようにしよう。 エリアル後の追撃は途中で空中ダッシュを挟んで高度を下げる。家庭用では画面外まで出れればOKとしよう。 他キャラのようにB+C連打にすると溜めJCが出て落としてしまうので、タイミングよくB+Cか、B>Cと交互にボタンを押す。 タイミングの目安はヒット数カウントを見るようにするとタイミングが取りやすい。 [キャラ限] 天地葬送後の追撃を、真田は2C、慶次は5Cにしなければならない。 加えて、5援>ダッシュ2A2Bか、ブースト5A2B+3援にしてヒット数調整する必要がある。 更に慶次は2Pコンパネだと伝衡裂鬼>天地葬送がシビアになるので、2Pコンパネ時はJABC離陸を使うか、死ぬ気で1Pコンパネを取る。 非対応の元親・秀吉・忠勝は専用レシピを使う。 毛利は家庭用では対応しているが、AC版では宇宙非対応(画面外で落ちる)のため、後述のフルマラソンを使う。 6援>ダッシュ2A2B>伝衡裂鬼>天地葬送>2Bディレイ5C>A灰塵乱渦>B灰塵乱渦>3援>吹き飛ばし>ブースト5A*2>2B+3援(裏回り)>5A*6>2B+3援(裏回り)>5A*3>6B>エリアル>JBC*3-4>空中ダッシュJBC*n 元親専用レシピ。 吹き飛ばし以降は慣れないと2回目の裏回り前に援軍が帰ってしまうので、最速の繋ぎに慣れよう。 6援>2C>天地葬送>{2B5C>天地葬送}*2>{2A2B>天地葬送}*2>2C>B灰塵乱渦>3援>吹き飛ばし>ブースト5A*3>6B>天地葬送>エリアル>JBC>空中ダッシュC>JBC*n 忠勝専用レシピ。 忠勝は天地葬送でヒット数を稼ぎやすく、適当なレシピからアドリブで援軍を混ぜても宇宙に行けてしまうので、無理にこのレシピに拘る必要はない。 ▲上へ その他永パ 金剛補正切り>6援>2B>天地葬送>2B5C>A灰塵乱渦>B灰塵乱渦>3援>吹き飛ばし>ブースト5A*2-3>2B+3援(裏回り)>{5A*6>2B(裏回り)}*n 毛利用金剛補正切りからのフルマラソン。 フルマラソンは毛利に入る唯一の永パで、B灰塵乱渦さえ入れば良い始動の豊富さが魅力。 往復パーツの5A*6>2Bは、2Bの膝が画面端に付いたのを目安に次の5Aを入力すると良い。 金剛補正切り>3援>天地葬送>{2B5C>A灰塵乱渦}*2>2B5C>B灰塵乱渦>3援>吹き飛ばし>ブースト5A*2-3>2B+3援(裏回り)>{5A*6>2B(裏回り)}*n お市用金剛補正切りからのフルマラソン。 お市に対しては、往復パーツを{5A*6>2B(裏回り)>破邪衝天:追打(裏回り)}*nにするオラオラハーフマラソンと呼ばれるダメージ効率の高い永パも可能。 {3援>天地葬送}*2>{2B5C>A灰塵乱渦}*3>2B>B灰塵乱渦>3援>吹き飛ばし>ブースト5A*2-3>2B+3援(裏回り)>{5A*6>2B(裏回り)}*n お市には自分画面端からでも大ダメージを奪いつつフルマラソンに移行できる。 非常に効率が良いコンボなので覚えておくと便利。 B灰塵乱渦>3援>{バックステップ>A灰塵乱渦*3>B灰塵乱渦>3援}*n 伊達・信長限定の灰塵乱渦永パ。戦国タイフーンループと呼ばれる事もある。 B灰塵乱渦が入れば良い始動の多さ、LV51要請のLv8で成立する条件の緩さ、BASARAゲージが稼げる事が魅力。 {援キャンバックジャンプ>A灰塵乱渦*3>B灰塵乱渦>3援}*nとするとSPを稼げる。 因みに戦国BASARAXで一番最初に見つかった永パである。 B灰塵乱渦>3援>吹き飛ばし>ブースト5A2B+3援(裏回り)>{5B>JA*2ディレイAC(裏回り)}*n 忠勝限定の反復横跳び。 忠勝は宇宙が簡単な上に、反復横跳びではゲージが溜まらないのであまり出番はない。 B灰塵乱渦>3援>{吹き飛ばし>ブースト5A2B6B>A灰塵乱渦>B灰塵乱渦>3援}*n Lv100要請かつLv100必要なお市用永パ。初期に使われていた。 シビアだが3援>援キャン後ろジャンプ>吹き飛ばし>ブースト5A5A5A2B6B>~とすることで緩和可能。 B灰塵乱渦>3援>吹き飛ばし>ブースト2B+3援(裏回り)>破邪衝天:追打(裏回り)*2>{5A>破邪衝天:追打>3援(裏回り)>破邪衝天:追打}*n Lv100要請かつLv100必要なオラオラマラソン。初期に使われていた。 伊達・真田・謙信・毛利・信長に対応。 ▲上へ 猿舞豪把からのコンボ 猿舞豪把(追加入力なし)からの単体コンボ。→動画 キャラ 条件 レシピ DMG 伊達 中央 ~2Bディレイ5C>A灰塵乱渦*1-3>B灰塵乱渦 214~247 端 ~2B>目押し5A2B5C>天地葬送>2A2B5C>B灰塵乱渦 322 真田 中央 ~2B>B灰塵乱渦 132 (難)~ダッシュ2Bディレイ5C>B灰塵乱渦 190 端 ~2B>目押し2A2B5C>A灰塵乱渦>2A2B>B灰塵乱渦 275 慶次 中央 ~2B>B灰塵乱渦 132 端 ~2B>目押し2A2B5C>B灰塵乱渦 230 (難)~2B>目押し2A2B>A灰塵乱渦>2B>A灰塵乱渦>2B>B灰塵乱渦 253 謙信 中央 ~2B>A灰塵乱渦>B灰塵乱渦 158 ~2B5C>B灰塵乱渦 190 端 ~2B>目押し2A2B5C>天地葬送>2A2B5C>B灰塵乱渦 319 お市 中央 ~2Bディレイ5C>A灰塵乱渦>B灰塵乱渦 289 端 ~5A2B5C>天地葬送>(2B5C>A灰塵乱渦)×3>B灰塵乱渦 456 (若干難)~2B>目押し5A2B5C>天地葬送>{{2B5C>A灰塵乱渦}*2>2B5C>B灰塵乱渦 or {2B5C>A灰塵乱渦}*3>B灰塵乱渦} 473~477 元親 中央 ~2Bディレイ5C>A灰塵乱渦>B灰塵乱渦 214 端 ~2B5C>A灰塵乱渦>2A2B>B灰塵乱渦 246 (若干難)~2A2B5C>天地葬送>2B2B5C>B灰塵乱渦 296 毛利 中央 ~2B>B灰塵乱渦 132 ~A灰塵乱渦>B灰塵乱渦 134 (難)~ダッシュ2B5C>A灰塵乱渦>B灰塵乱渦 214 端 ~2B>目押し2A2B5C>B灰塵乱渦 230 秀吉 中央 ~2B>天地葬送>{2A2B>天地葬送}*1-2>2A2B5C>B灰塵乱渦 229~238 端 ~2B5C>天地葬送>2A2B5C>天地葬送>2A2B5C>B灰塵乱渦 273 信長 中央 ~2Bディレイ5C>A灰塵乱渦*1-3>B灰塵乱渦 214~247 端 ~2B>目押し5A2B5C>A灰塵乱渦>2A2B>B灰塵乱渦 277 (若干難)~2A2B>目押し5A2B>天地葬送>5C>A灰塵乱渦>2A2B>B灰塵乱渦 288 忠勝 中央 ~B灰塵乱渦 90 (難)~ダッシュ2Bディレイ5C>A灰塵乱渦>B灰塵乱渦 192 端 ~2B5C6B>天地葬送>2B5C>天地葬送>{2A2B>天地葬送}*2>吹き飛ばし攻撃>2B>天地葬送>5C>A灰塵乱渦>B灰塵乱渦 365 ▲上へ 猿舞豪把からの宇宙旅行 [中央] 猿舞豪把>2B>B灰塵乱渦>3援>吹き飛ばし>ブースト5A2B+3援>5A5B>JAJC+3援>破邪衡天:追打>5A*3>6B>エリアル>JA{BC}*n [相手端] 猿舞豪把>2B>B灰塵乱渦>3援>吹き飛ばし>ブースト5A*2>2B+3援>5A5B>JAJC+3援>破邪衡天:追打>5A5B6B>エリアル>JA{BC}*n [自分端] 猿舞豪把>2B>B灰塵乱渦>3援>ディレイ吹き飛ばし>ブーストディレイ2B+3援>5A*2>5B>JAJC+3援>破邪衡天:追打>5A5B6B>エリアル>JA{BC}*n 猿舞豪把からの宇宙旅行。 B灰塵乱渦>3援からの裏回りが位置によって変わるだけで基本構成は同じ。 裏回り>{破邪衡天:追打}*2>ヒット数調整>6B>エリアル~でも可能。 [キャラ限] 元親・秀吉・忠勝は非対応。 [中央] 猿舞豪把>3援>天地葬送>2C>A灰塵乱渦>2A2B>B灰塵乱渦>3援>援キャン吹き飛ばし>ブースト5A2B5C6B>天地葬送>破邪衝天:追打>3援>援キャンダッシュエリアル>JA{BC}*n [相手端] 猿舞豪把>2B5C>A灰塵乱渦>2A2B>B灰塵乱渦>3援>援キャン吹き飛ばし>ブースト5A2B5C6B>天地葬送>破邪衝天:追打>3援>援キャンダッシュエリアル>JA{BC}*n [自分端] 猿舞豪把>3援>天地葬送>2C>A灰塵乱渦>B灰塵乱渦>3援>援キャン吹き飛ばし>ブースト5A2B5C6B>天地葬送>破邪衝天:追打>3援>援キャンダッシュエリアル>JA{BC}*n 猿舞豪把>3援>天地葬送>2A2B5C>天地葬送>{ダッシュ2A2B>天地葬送}*2>破邪衝天:追打>3援>天地葬送>エリアル>JA{BC}*n 猿舞豪把>3援>天地葬送>{5B>天地葬送}*2>{ダッシュ2A2B>天地葬送}*3>吹き飛ばし>ブースト2B>天地葬送>エリアル>2援>天地葬送>エリアル>JA{BC}*n 忠勝用。位置不問。 ▲上へ B灰塵オラオラハーフマラソンと援キャン離陸 [謙信・信長用] ~B灰塵乱渦>3援>吹き飛ばし>ブースト5A2B+3援(裏回り)>{破邪衝天:追打(裏回り)>5A*3>2B>B灰塵乱渦(空振り)}*n>5A5B6B>エリアル+2援>JA(発生前)援キャンJC>JBC*n [伊達・真田用] ~B灰塵乱渦>3援>吹き飛ばし>ブースト5A2B+3援(裏回り)>{破邪衝天:追打(裏回り)>5A*2>ディレイ2B>B灰塵乱渦(空振り)}*n>5A5B6B>エリアル+2援>JA(発生前)援キャンJC>JBC*n B灰塵乱渦(空振り)と破邪衝天:追打で往復するダメージ効率が非常に良い往復パーツ。 難易度が高くこれだけで永パにする事は難しいので、これにヒット数問わず離陸できる援キャン離陸を組み合わせる。 これにより金剛補正切りを介さず、ダメージを確保しながら永パに行けるようになったので、BASARAゲージをガーキャンや猿舞豪把に注力できる。 更に、他の永パで援軍回復までの時間を稼いで、援キャン離陸から宇宙へ行くパターンが確立された事で、低Lvでも高い永パ力が発揮できるようになった。 ▲上へ 小ネタ 用語・スラング 用語 内容 台パン 双斧落とし(6B)のこと。あったまって筐体を叩いてるように見える動作が由来。 コマ投げ コマンド投げの略。格ゲー用語。秀吉の場合は伝衡裂鬼を指す。 オラオラ 破邪衝天:追打のこと。ジョジョの奇妙な冒険のオラオラに動作が似ているのが由来。 移動投げ 灰塵乱渦のこと。格ゲー用語。 Aグル、Bグル それぞれA灰塵乱渦、B灰塵乱渦のこと。掴んだ後に相手をグルグル振り回すのが由来。 胸板 威風万丈のこと。胸板を突き出すような動作が由来。 超投げ 猿舞豪把のこと。超必殺技のコマンド投げ。 超投げ半兵衛 猿舞豪把の暗転中に対空援軍を出すテクニック。他のゲームで暗転ガー不と言われるテクニックの一種。 動物園 秀吉同キャラ戦のこと。お互いに野生に帰って埋め合い荒らし合いに終始する事から。 家庭用(PS2版)について アーケード版では画面上空にある天井が家庭用(PS2版)では存在しない。 このため、秀吉の宇宙旅行は途中で二段ジャンプや空中ダッシュを挟むと途中で落としてしまい永パにならない。 JABC離陸のように、二段ジャンプ・空中ダッシュを挟まないレシピならば永パとなるので、エリアル>JBC*nの箇所を練習したい場合は二段ジャンプ・空中ダッシュを挟まないレシピで練習するようにしよう。 猿舞豪把の投げ無敵消化 起き上がりやガード直後、食らい復帰直後は投げ無敵が付与される。 しかし猿舞豪把はこの投げ無敵を暗転中に消化してしまうため、他の投げでは不可能なタイミングで相手を掴む事ができる。 タイミングはシビアだが起き上がりに上入れっぱで飛んでいないと投げれるように猿舞豪把を重ねる事も可能。 エリアルと伝衡裂鬼 エリアル攻撃発生前の特定のタイミングを伝衡裂鬼で投げると、放り投げる直前で投げが外れて受身ができる。 この現象が起きると、受身援軍や受身JC>伝衡裂鬼などで手痛い反撃を受けてしまう。 お互いにエリアルを振り合ってる時にダッシュ投げをしようとして発生する事がよくあるので注意。 フリーズ 魂がついた瀕死の信長に対して、生の天地葬送で埋めたのち魂の反乱でKOしてしまうとゲームが進行しなくなる。 ランダム 何故か秀吉は結果がランダムとなる技が多い。 A灰塵乱渦で貼り付ける高さ、対伊達の伝衡裂鬼>中央天地葬送の成否、猿舞豪把初段止め時の浮きの高さなどある。 天地葬送中の援軍 天地葬送で埋まっている相手に援軍で攻撃すると、天地葬送の拘束時間が終了した後に援軍ヒット時の軌道で浮く。 キャラ対策 編集・修正コメント欄 wiki編集がよくわからん人向け 編集や修正の要望に使用してください オクラ -- 2015-03-24 07 07 10 コメント すべてのコメントを見る
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,. -―- 、 ,. -―- 、 // ̄ ̄\\ .// ̄ ̄\\ // ヽ.∨/ \l l/ // l\ !ヽ、 ,//、\ lv \| \\__,,// \\__ノノ o ____ ____ ` ー---‐" ` ー--- " \ / / \ \ ● ヽ(゚д゚州 州゚д゚) 彡 ソ |つ ⊂ノ |つ 『リボン』 と ) ノ と ) ノ 『ボール』 し し  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ___ r⌒⌒_ヽ_ \ \ ,.r,ニニ-、. ____ ヽ \ \ 『フープ』 州゚д゚) // _ ヽヽ \ \ O O ヽ 州゚д゚)ヽ ⊂ノ |つ.{ { } } 州゚д゚)// )⊂ノ |つ) と ) ノつ ぃ _ _ノノ つ |つ と ) ノつ 彡 `ーニニ-" と ) ノ 『クラブ』 彡 『ロープ』 从 し 从  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ こういうことですか>< わかりません!! 新体操AAをちょっと改変してみた。 467 名前: 名無したんはエロカワイイ [sage] 投稿日: 2006/10/09(月) 01 19 47 ID 3FIKTs6b 466 ちょwwwwwwwwww元就様カワイスwwwwwwwwww リボンとフープは普通に元就様の武器でございますな!
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持つ者と持たざる者 ◆Wv2FAxNIf. 明日は運命の日。 タタラにとって、赤の王にとって、それに浅葱にとって――日本に住む全ての民にとっての、運命の日。 これが最後の夜になるのかも知れない。 そう覚悟して眠りについたというのに、浅葱は無粋な夢を見ることとなった。 「汝は〈竜殺し〉ではない」 「……あっそ」 巨大にして強大、超常の存在である〈赤の竜〉の前に立たされた浅葱は素っ気なく返した。 相手が〈竜〉であろうと、今の浅葱にとっては余計な横槍でしかない。 ましてその第一声が否定の言葉で始まったとあっては、浅葱の神経を逆撫でるに充分だった。 「で、〈竜殺し〉って?」 「我の力を継承するに足る器を持つ者。 次の時代を担う者と言い換えてもいいだろう」 「……僕にはその器がなかった、ってわけ」 足りない、選ばれない、望まれない。 心・技・体のうち「技」しか備わらぬと言われた時と同じだった。 そして同時に、分かる。 自分は選ばれなくとも――「あの二人」は選ばれる。 これは夢に過ぎないはずなのに、確信していた。 あの二人もこれと同じような夢を見て、〈竜殺し〉と宣告されているのだろう。 「だったら、その足りない僕に何の用があるわけ?」 「汝は〈竜殺し〉ではない。 だが資格はある」 〈竜〉は語る。 世界を変える、時代が変わる。 しかしそれらの言葉を聞きながら、浅葱は思う。 ああ なんて くだらない―――― ▽ 参加者の名簿、それに適当に調達した地図を片手に、浅葱は雑踏の中を歩いていた。 人混みは嫌いだ。 だが誰もいないような田舎も嫌いだ。 浅葱にとっては好きと言えるものの方が希少で、人も、土地も、食事も、状況も、嫌いなものばかりである。 〈竜〉や〈喰らい姫〉に振り回される現状も当然、最悪と言っていい。 ましてしつこく付きまとってくる者がいるとなれば、浅葱の心はますますささくれ立つのだった。 「浅葱さん!! 待って下さい、話だけでも……!」 「うるさいなあ。 聞きたくないって言っただろ」 白い着物に、海のような深い瑠璃色の袴の女性だった。 歳は浅葱と同じか少し下ぐらいで、大仰な装飾の杖を手にしている。 癖の少ない茶がかった髪は肩まで伸びており、服装も相まって大人しい印象を受ける。 しかし彼女は、それに反する強引さと根気強さを持ち合わせていたらしい。 彼女が人形じみた人々に熱心に語りかけている姿を、浅葱が偶然見かけてしまったのが始まりだった。 そこで聞いてもいないのに自らユウナと名乗った彼女は、こうして浅葱について回っているのだった。 袴姿はやはり動きにくいようで、歩幅は狭く不格好だ。 浅葱が少し走れば簡単に撒ける相手ではあったのだが、わざわざ体力を消耗させられるのも癪で、そのまま無視していた。 殺すべきか、殺さざるべきか。 儀式のルール上いずれは殺すことになるが、殺したと知れればタタラが騒ぐ。 話に耳を貸すべきか、貸さざるべきか。 情報は欲しいが、素直に話を聞いてやるのも気に入らない。 浅葱は無作為に散策しているように見せながら、ユウナの扱いを思案する。 最初に名簿でユウナの名を見た時の方が、まだ関心が強かった。 朱理の仲間にそんな名前の女がいたはずだと、ならば朱理を出し抜くのに使えるはずだと考えたからだ。 しかし実際に会ってみればただの同名の他人。 この様子では死人であるはずの四道の名が載っていたのもただの偶然だろうと、拍子抜けしてしまった。 そういった事情もあって、ユウナをどう利用したものか考えあぐねていたのだった。 「……名前なんて教えるんじゃなかったな」 「だけど……私はもっと、浅葱さんとお話したいんです」 ――浅葱、もっと話、しようよ ――ケンカもしようね 真っ直ぐに視線を投げかけてくるユウナに、タタラの面影が重なる。 顔は似ても似つかないはずなのに。 綺麗な着物、鍛えられていない華奢な腕、傷一つない細い指先――何も似ていないはずなのに。 それは今に始まったことではなく、ユウナと出会った時からどうしてかタタラの影を感じてしまうのだ。 これではまるで自分がタタラを意識しているようだと、そう気づいた浅葱の苛立ちは頂点に達した。 「……何で僕につきまとうわけ?」 「それは、話を――」 「話って言うけどさ。 こんなところに放り込まれて、いざっていう時に僕に守らせたいだけなんじゃない?」 ユウナは口にしていた。 皆で協力したいと。 今は絶望的な状況でも、皆で考えればきっと解決できると。 そんな「いい子」の口ぶりが余計にタタラを思わせて、気に入らなかった。 だから徹底的に心を折ってやろうと、浅葱は底意地の悪さを見せる。 「『皆で』なんてきれいごと言っても、結局自分が助かりたいだけだろ? かよわい女の子だから、ケンカなんてできませんってアピールして。 僕の同情を買って、いいように使ってさ。 ムカつくんだよね、そういうの」 「違います!」 ユウナは眉を寄せ、唇を噛み、浅葱を見上げてくる。 近い距離で対面になって初めて、浅葱は彼女のオッドアイに気づいた。 見れば見るほど似ていない。 そんな彼女が、改めて口を開いた。 「私は召喚士です。 確かに私はガードのみんなに守られながら、旅をしています。 大勢の人が守ってくれたから、ここにいます。 でもだからって、何もかも人任せにするつもりはありません」 ユウナが深々と頭を下げる。 髪が垂れ、白く細いうなじが見えた。 浅葱の剣なら簡単に斬って落とせる、無防備な姿だった。 「お願いします。 私の話を、聞いて欲しいんです」 ここで攻撃してこないか、試しているのか。 恐らく違う。 そんな計算ができる人間だとは思えない。 ただ――こんな状況に置かれてなお、出会ったばかりの相手を信じているのだ。 「……やっぱり嫌いだよ」 「いい子」すぎて癇に障るから。 いちいちタタラのことを思い出させるから――浅葱は、ユウナが嫌いだった。 ▽ 誰も犠牲にならない方法を考えようと「キミ」は言った。 召喚士も、ガードも、スピラの人々も、誰も死なない。 それでいて『シン』も復活しない、そんな方法を。 「そんなに困ってるなら素直に〈赤の竜〉を殺せばいいのに。 あいつらが言ってた通りなら、千年かけても殺せなかった『シン』だって一発だよ」 「それは……最後の五人になって、ということですか?」 「当然。 たった十五人、スピラと何の関係もない連中を殺すだけで『シン』がいなくなる。 スピラの犠牲はゼロだよ」 両者ともこの街で使える通貨を持っていないので、適当なベンチに腰掛けて話をしていた。 そこでユウナはこれまでの旅の経緯を簡単に説明したのだが、どうやら浅葱には響かなかったらしい。 「逆にこれができないなら、君にとってのスピラはその程度のもんだってことじゃない?」 「浅葱さんは……いじわるですね」 浅葱の嫌味に耳を傾けながら、もう一度考える。 スピラのこと、それに『シン』がいない永遠のナギ節のことを。 「浅葱さんの言ってることはきっと正しいです。 スピラにとっての一番は、『シン』がいなくなることですから」 あの時のままだったら、今の浅葱に何の反論もできなかったかも知れない。 エボンの真実を聞かされてから、何度も揺れた。 自分が信じてきたことを根本から否定されて、何を信じていいのか分からなくなった。 だが、ユウナは「キミ」に出会った。 スピラのことを何も知らなかった「キミ」が、いつも常識を打ち破ってきた。 ユウナレスカに会っても、マイカ総老師に会っても、立ち止まらなかった「キミ」を知っている。 「だけど私は、スピラの人達に胸を張っていたいんです。 例えスピラに関係ない人達であっても、その人達を犠牲にしてしまったら……きっと私は、後悔する」 「自己満足ってこと?」 「そう……ですね。 でも、私の……大切な人が言ったんです。 オトナぶって、カッコつけて、言いたいことも言えないなんてイヤだって。 私もそうだな……って、思いました。 〈竜〉に言われたからって流されたら、ダメなんです」 「キミ」が言ったことの意味を、何度も考えた。 言われた時に考えて、〈赤の竜〉に会ってからまた考えた。 エボンの教えに流されてきた自分が、今度は「キミ」の言葉に流されてしまったら意味がない。 けれど結論は同じだった。 「スピラが平和になればそれでいい」とは、言えなかった。 「だから浅葱さん……一緒に考えませんか?」 浅葱の目を見つめる。 巻き込まれた二十人全員が後悔しない道。 そんなものがあるのか分からなくても、諦めてしまったら本当に見つからなくなるから。 だがその視線は唐突な地鳴りと轟音により、浅葱から逸れることとなった。 ▽ 死体、死体。 胸や腹に穴を空けた死体の群れが襲いかかってくる。 浅葱は剣で応戦して何体か討ち取ったものの、雲霞の如く現れる敵の前では「技」など無意味だ。 即決し、身を翻して逃走を図る。 ユウナが「死人(しびと)」という単語を口にしていたが、聞き返している暇はなかった。 東京全体が同じ被害を受けているとすれば、逃げても時間稼ぎにしかならない。 馬もなく、走って逃げるのもすぐに限界がくる。 浅葱が考えながら走っていると、背後に聞こえるはずの足音がなくなっていることに気づいた。 振り返るとユウナは立ち止まっており、浅葱に背を向けていた。 「何して……」 「このままじゃ、逃げ切れません。 戦います」 その細腕で何ができるのかと、浅葱が言おうとする。 だがユウナは杖を構え、振り向き様に呟いた。 「召喚します。下がっていて下さい」 ユウナが両手を大きく広げて空を仰ぐと、ユウナが立つ地面に複雑な紋様の魔法陣が浮かび上がった。 魔法陣から放たれた四つの光の塊は雲にも届くほどの高さにまで到達し、一つに合わさる。 そしてその光の中心から、一羽の鳥が降り立った。 それは鳥と呼ぶには巨大すぎた。 人の身の丈を裕に超え、羽を広げた姿はなお大きい。 胴体こそ鳥のように見えるが、翼の形状は蝙蝠に近かった。 全体は肌色を基調としながら紫や赤といった強い色に縁取られ、浅葱が知るどんな生物とも結びつかない。 禍々しい――そう呼びたくなる姿だ。 だが浅葱が呆気に取られる中、ユウナは地面に降りたその鳥の頬を、愛おしげに撫でた。 確かにこれは、ユウナが呼び出した味方なのだ。 先刻ユウナが口にした「召喚獣」というものを、浅葱はここでようやく正しく認識したのだった。 ユウナが召喚獣を送り出した後の戦いは一方的であり、圧倒的だった。 それは最早蹂躙と呼んでも差し支えない。 巨体を浮き上がらせ、高い位置から蹴りを見舞う。 それだけで動く死体の頭部は激しく損壊し、倒れ伏して動かなくなった。 翼を強く前へと押し出して風を起こせば、その風圧を叩きつけられた死体の全身がひしゃげ、一掃された。 そして召喚獣は、嘴の先端から光の筋を吐いた。 それは定規で線を引いたように真っ直ぐに、死体が密集する地点に放たれる。 光を浴びた地面は一瞬の間を置いて、火薬以上の爆発を起こした。 一分にも満たない時間。 浅葱が我に返った頃には全てが終わり、召喚獣も空に消え、立っているのはユウナと浅葱のみとなっていた。 「もう少し、待っていてもらえますか?」 「……何、するのさ」 「異界送り」 浅葱に短く告げて、ユウナは杖を掲げる。 始まったのは、杖を用いた舞だった。 こんな時に何をしているのかと。 早くここを離れなければ次が来ると。 言うべきことは幾らでも浮かぶのに、一つも口に出せなかった。 杖が弧を描く。 ユウナの体の回転に合わせて、長い袖が揺れる。 走る姿はあんなにも不格好だったというのに、まるで別人のようだった。 目が離せなくなる。 何故か、泣き出したい気持ちになる。 召喚獣によって打ち倒された死体から、蛍のような小さな光が漏れ出した。 一つ、また一つと増えていった光がユウナの周囲を飛び回り、やがて空へ消えていく。 死体も、溶けるように消えていく。 不気味な光景のはずなのに、死者を慰めているようにも見えた。 浅葱には今、何が起きているのかは分からない。 だが思い知った。 これまでのユウナの言動、異形を召喚し使役する能力、そして「異界送り」をする姿が繋がりあって、一つの結論を導き出す。 ユウナは〈竜殺し〉だ。 誰に説明されたわけでもなく悟った。 〈竜〉に器を認められなかった自分とは違う、「自分が何なのかさえ分からない」者とは違う、次の時代を担うに足る者なのだと。 事あるごとにタタラと重なったのはこの為だと。 〈竜〉に関わらずとも、そのまま進んでいれば『シン』を倒して時代と世界を変えていたはずの――選ばれた存在。 浅葱は呼吸を忘れて待っていた。 異界送りが終わるまで、身じろぎせずに。 ユウナの舞をずっと、目に焼き付けていた。 ▽ 「世界に、興味はないか」 浅葱の無関心な様子を見かねたのか、〈赤の竜〉は問うてきた。 〈竜〉の話を半ば聞き流しつつあった浅葱は、あっさりと肯定する。 「ないよ。あるわけない。 何だっていい……どうだっていいんだよ」 〈竜殺し〉でなくとも、世界を自身が思う理想の姿に近づけることはできると〈竜〉は言う。 だが浅葱には浮かばなかった。 城の玉座に鎮座して、金銀財宝や召使いを抱えていれば幸せか。 食べ切れないほどの桃に囲まれていれば幸せか。 自分の求めるものが分からない。 かつて、言われたことがある。 ――あなたはもっとわがままになるべきでしょう。 ――僕はわがままだと思われてると思うけど? ――全然。 ――わがままというのは自分のために生きるということ。 ――タタラはけっこうわがままでしょう? 自分の好きな世界を思い描いていいと言われても、何もできない。 明確なビジョンを持つタタラとは違う。 僕は何―― 考えてみてもどうしてか、タタラの船の騒がしい連中の顔が浮かぶばかりだった。 自分のことが、一番分からない。 何が欲しいのか分からない。 僕は、何―――― 本当は分かっているのかも知れない。 けれど向き合えず、答えも出せなかった。 「……」 〈竜〉は何も言わずに闇の中へ遠ざかっていった。 超常の存在である〈竜〉は浅葱という人間個人の感傷や葛藤に、関心はないのだろう。 そうして浅葱と〈赤の竜〉の邂逅は終わった。 ▽ その後ユウナは、新たに角を持つ馬型の召還獣を呼び出した。 先刻の鳥と同様、やはりサイズは通常の馬とかけ離れており、たてがみが邪魔になるものの人間二人程度なら背に乗せられるという。 結局浅葱はユウナと同行することに決めた。 いざユウナを殺す必要が出た時、信用を得ていた方が不意を打ちやすいからだ。 と、動機付けしたものの、その実「ユウナの傍にいた方が安全である」と判断せざるを得なくなった為である。 初めにユウナに対して散々嫌味を言っておきながら、結局は自分の方がユウナを頼りにしてしまっている現実は、少し悔しかった。 とはいえユウナに悪意を悟られることなく、一時的であれ安全圏に身を置けたのだから、立ち振る舞いとしては成功と言っていいだろう。 今の進行方向を除けば、だが。 「本気?」 「はい、行きたいんです」 「……好きにしろとは言ったけどね」 死体の群れがやってきた方角――この東京の中心方面に向けて、ユウナは召喚獣で大通りを駆っている。 道路は動く死体で溢れ返っており、召喚獣で蹴散らしながら進んでいる状態だ。 安全を思えば、進路は真逆。 しかしこれまでに見せられたユウナの性質を思えば、当然の流れではあった。 「きっとこの先に、街の人達を傷つけている人がいます。 私は、その人を止めます」 死人(しびと)というものの説明を受けつつ、浅葱は思案にふける。 タタラや朱理、ユウナといった面々と引き換え「持たざる」自分が何故ここにいるのか。 〈竜〉が言う「資格」とは何なのか。 だがすぐに思考は中断した。 それまで召喚獣の行く手を阻むように向かってきていた群れが一斉に、突然ぐるりと別の方角へ首を動かしたのだ。 不自然な動きを受け、浅葱はその視線の行く先を追いかける。 そしてユウナが驚きの声を上げた。 「浅葱さん、あそこ……!」 召喚獣の進行方向の先にある路地から、人が飛び出してきた。 日本とは違う、大陸のものと思しきデザインの白い服、白い帽子の黒髪の男だった。 酷く狼狽した様子であり、群れに襲われながら泣き出しそうな声を上げて喚いている。 「来るなぁぁ!! 予は、予は何も……うわあぁぁぁ!!!」 浅葱はその顔に見覚えがあった。 「助けなくてもいいんじゃないの」と言いかけるが、ユウナの行動はそれよりも早い。 「イクシオン!」 ユウナがその名を叫ぶと召喚獣の角に雷のような光が集まり、そして放たれた。 光の帯が通り過ぎた後に残るのは、消し炭となった死体ばかりである。 「大丈夫ですか……!?」 敵をあっさりと一掃したユウナが、召喚獣を降りて男に駆け寄る。 警戒心の薄いその様に、浅葱は溜め息をつきたくなった。 「う、うむ、怪我はない……。 お前達は、道士か? 今のは宝貝なのか?」 「宝貝……? いえ、私は召還士です」 ユウナは悠長に自己紹介を始めようとしている。 浅葱はそれを遮って、男に向かって言い放った。 「あんたの顔、知ってるよ。 殷の天子だろ?」 虚を突かれた男は声を詰まらせ、視線をあらぬ方へ泳がせる。 だが観念したように、自ら名乗ったのだった。 「いかにも……予が天子、紂王である」 「えっ、と……偉い人、ですか?」 ここにきてズレた反応をするユウナを余所に、浅葱は話を続ける。 「君は忘れてるかも知れないけど、〈喰らい姫〉が見せてきたビジョンの中に映ってたよ。 女に誑かされて治世を放り出した、愚王だ」 「ま、待て、違う!」 「何が違うって?」 浅葱は追及の手を緩めない。 「王」という肩書きは浅葱にとって、それにタタラや朱理にとっても重要な意味を持つ。 王としての役割を果たしてこなかった男を見逃してやるつもりはなかった。 問い詰められた紂王は頭を抱え、言い訳を口にしながらうめいている。 「た、確かにあそこに映っていたのは予だ。 だが予はあの女を知らない! 今まで民の為に政に取り組んできたのだ! あれは……あんなことは、覚えがない……!」 「覚えがない? 覚えがないときた! それならあれは、〈喰らい姫〉が僕らを騙していたって――」 「浅葱さん、やめて下さい!」 今度はユウナが間に割って入り、場を諫めた。 ユウナに守られている立場にある浅葱は、やむなく一歩下がる。 「私には、本当に覚えがないように見えました。 私は信じます」 「これだからいい子は」と言いかけて、口をつぐむ。 ユウナの頑固さの一端を味わわされていた浅葱は、こうなっては説得は不可能だと早々に諦めた。 その間にも紂王とユウナの間で話が進んでおり、今後は三人で行動する方針になるようだった。 だが浅葱が抱く懸念が消えたわけではない。 紂王の服の袖は破れ、血が滲んでいた。 しかし紂王は「怪我はない」と言い、浅葱からも外傷は見えなかった。 ならばその血は、誰の血なのか―― ▽ 還り人の群れを使役する男だけが見ていた。 浅葱も疑いこそすれ、まだ知らない。 ユウナ達と出会う前、紂王が目覚めた路地。 今、その地面には赤い染みがあった。 まるで、血の詰まった袋を弾けさせたかのような跡である。 また家屋の外壁は抉れ、他にも原型を留めぬ死体が幾つも転がっている。 大型の肉食獣が暴れても、こうも凄惨な状況は作れまい。 「予は、聞仲に会わなければ……。 聞仲がいなければ、予は……」 「はいはい。 分かったから黙っててくれる?」 「浅葱さん、そんな言い方はダメですよ。 皆で聞仲さんを捜さないと」 紂王が飛び出してくる直前、そこで何が起きていたのか。 知っているのは死者の王、ただ一人である。 【一日目昼/南部】 【浅葱@BASARA】 [所持品]剣 [状態]健康 [その他] 〈竜殺し〉ではない 【ユウナ@FFX】 [所持品]ニルヴァーナ [状態]健康、イクシオン召喚中 [その他] 特記事項なし 【紂王@封神演義】 [所持品] [状態]健康、服の袖が破れている [その他] 特記事項なし Back The First Signature Next 天凌府君、宣戦布告す GAME START 浅葱 013 竜殺しを探して ユウナ 紂王
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Sarasa☆さんの部屋
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